その砂糖に、水を、掛ける。
特別な水でなく、ごく普通の水でいい。
ただ、その形になって欲しい様に、その形を模して、水を、掛ける。
すると、もくもく、浮き上がる。
雲が湧き出る様に、砂糖から形が、もくもく浮き上がる。
その形は、砂糖から
独立して、空中に、飛び出す。
使用する砂糖によって(サトウキビ系か、テンサイ系か、化学薬品系か、等)、その形は、変わる。
大まかには、変わらない。
が、色や造形が、ディテールのところで、異なる。
飛び出した形は、空中で、大きさを、変える。
そのモノ(形)に、該当する大きさまで、拡大する。
あるいは、縮小する。
該当する大きさまで来ると、モノは、蠢く。
動き出す。
モノによっては、知能も、備え持つ。
そして、砂糖に水を掛けて、自分を作ってくれた者の、下僕となる。
忠実な相棒、となる。
町中では、砂糖製の、いろんな相棒が、浮かんでいる。
空中浮遊して、進んでいる。
作ってくれた人間と並び、進んでいる。
人間と共に、歩むモノも、いる。
人間と共に、飛ぶモノも、いる。
人間を乗せるモノも、いる。
あまりに大きいモノは、人間から距離を取って、人間の進む速度に合わせ、上空で、浮かび進んでいる。
あまりに小さいモノは、人間のポケット等に入り、揺られて進んでいる。
海水耐性の薬剤を飲んだ【造形砂糖モノ】は、服用直後の二十四時間は、海水に、溶けないでいられる。
が、その後の二十四時間は、生体活動が、急低下する。
簡単に云えば、二十四時間後から四十八時間後までの丸々一日、寝たきりになる。
動かず、トイレにも行かず、寝込んでしまう。
所謂、プチ植物人間状態、になる。
リュウは、返事の後、続ける。
「まさか、こうなるとはな」
「ああ」
「竹田のおっさんも、【造形砂糖モノ】、やったわけや」
「そやな」
「ちゅーことは、相木候補も【造形砂糖モノ】の可能性、が ‥ 」
「あり得るな」
「マジか」
ホセとリュウは、何かを思い考え、黙り込む。
バイトは、【造形砂糖モノ】。
そして、竹田権蔵も相木候補も、【造形砂糖モノ】。
町長選挙は、選挙結果予想通り、服部候補が、当選する。
得票数で云えば、一位:服部候補、二位:松本候補、三位:相木候補。
選挙結果予想と、全く同じ順位、になる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-19 10:24:15
22830文字
会話率:31%
――わたしは犬を飼ってからというもの、掃除機を掛けることが嫌いになった。犬を飼う前はこうなるとは思っていなかった――
ある女の、犬との大切な思い出。
最終更新:2023-12-20 18:18:18
2649文字
会話率:0%
人形師である彼女は動く球体関節人形と共にいた。
度を越した甘やかしを施して、何時も可愛がる。
でもその裏には、彼女の身勝手な贖罪が関係していた。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
可哀想は可愛いなんて気持ちはよく分かります。
登場人物泣かせる人間なんで。
でも改めて醜悪だと思った本日です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-09 18:16:32
1030文字
会話率:53%
夢の中で出会った一人の少女、彼女が発した言葉は一人の男性の運命を変えた。
「あなたの願いを叶えてあげます」
そう告げた彼女に男性が願った言葉は・・・
この物語は平凡でつまらない人生を送っていた男が就寝中、夢の中で少女と出会い、何でも願いを
叶えてあげると告げた少女に男が願ったことで、すべての人生を一変させた。
本来ならありえない、アニメのようなファンタジーの世界で何も分からず・・
何の説明もなく途方に暮れる彼がこの先送る過酷な人生を描いた物語。
何故?どうして?自分に起きた異変や冗談半分に思った願いがまさかこうなるとは、異世界に飛ばされた彼の運命や如何に…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-31 23:15:56
52240文字
会話率:41%
宮原敦くんは未来予知ができる。俺とアツシくんは小学生の頃からの知り合いで同じ朝日ヶ丘第三高校の一年生でそこそこ仲がいい。アツシくんの未来予知はちょっと不思議な特技くらいの知名度でほどほどに知られていて中学生の頃から「意中のあの子に告白した
いんだけど成功すると思う?」とかそんな相談が時々きていた。アツシくんは笑って「生理的に無理って言われるからやめとけ」って言ったけど自分はその子からの好感度が高いと思いこんでいたヤマモトくん(だったはず)はそのまま告白しにいって「生理的に無理。声がきもい。話し方が下品。前から思ってたけどずっと言い出せなかった。ほんとうにまじできもいと思ってるから二度と話しかけないでほしい」って言われて帰ってきて、慰めようとしたアツシくんとその彼女がグルになって自分をハメたんだと思いこんで、ヤマモトくんはアツシくんをぼこぼこにした。
自分の未来のことはあんまり見ないようにしてたアツシくんは顔中が腫れあがりながら腹抱えて笑ってた。「こうなるとは思わなかった」っておもしろそうに。
そんなアツシくんがある日、暗い顔をして「日本が滅亡する」って言い出した。五年だか十年だかはわからないけどわりと近いうちに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-21 05:51:44
21182文字
会話率:50%
アメリカの緊急放送が起きたら世界はこう変わる! という噂話を参考にこんな未来が十年後に来るかもしれないと想像し、願望も込めて書いてみました。
もし本当に緊急放送があってもこうなるとは限りませんので、ご了承ください。
最終更新:2021-03-18 01:49:44
2287文字
会話率:0%
思えば、こうなるとは思わずにここまで来た。この地に暮らして、このように暮らして、それで良かったかと言えば、けっしてそうではない。いつもどうしょうもない想いがつきまとう。だから、音や詩があると素直に言いたい。
最終更新:2020-10-06 05:21:57
383文字
会話率:0%
近未来、AIを搭載した人工生命体のお話。恋したり、悩みます。
書いたのは20年前なので、今、こうなるとは思いませんでした。
最終更新:2019-04-01 08:25:42
97053文字
会話率:29%
「まさか、こうなるとはね………………」
「あら、あらあら………………?」
見つけられたボクと、見つけちゃった私。
蒼い瞳のその奥には、何が映るのか。
ゲーマー女子×アラビアンナイト、異色の物語がはじま………………るのかなこれ?
※星
花女子プロジェクト第5弾、開幕です
※星花女子プロジェクトは登美司 つかささんの企画です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-06 00:39:40
22220文字
会話率:72%
成長するにつれ男同士、女同士で遊ぶようになるのが自然。
主人公月宮 雫とその幼なじみ朝比奈 葵もまたその例に漏れず疎遠になりつつあった。
しかし、雫に恋心を抱いていた葵は雫に突っ掛かることで何とか関係を繋ぎ止めようと努力してきた(拗らせた愛
)。
高校に入学しても二人は微妙な距離感を保ったまま
新しい環境で二人の距離は近づくのだろうか-折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-18 02:06:22
6017文字
会話率:58%
皆さんこんにちは、私を覚えているかしら? 前世の記憶を持って生まれ変わった、男爵令嬢のシェルネリーよ! 学校に入学してから1年半……私の周りは、何も進展しないままに時間ばかりが過ぎていったわ。
だけどそんな私にも一つだけ大きな変化、それ
は侯爵令嬢のミレーゼ様とお友達になれたこと!……それが良かったのか悪かったのか、今をもってわかんないんだけどね。
今回はそんなミレーゼ様のご実家に誘われて、一緒に長期休暇を過ごすことになったんだけど……?
※こちらは以前投稿した短編『シェルネリー・キャストライドの転生リポート』の続編になります。また、本作は『没落メルトダウン』という作品の数年後を舞台と仮定していますが、本編の未来がそのままこうなるとは限りません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-14 21:41:54
8288文字
会話率:36%
実家からの幾度にもわたる催促に渋々見合いの席へと足を運ぶが、こうなるとは予想もしてなかった。
最終更新:2012-03-07 21:56:10
2379文字
会話率:44%