お肉が美味しいお話です。
最終更新:2023-12-15 12:03:30
2947文字
会話率:34%
【グロ要素あり】
【胸糞要素あり】
【エグすぎる展開】
【人外主人公】
【主人公が最大の悪】
【“人間視点ではない”ハッピーエンド】
異世界転生者は普通、人間だ。
たとえ転生後が人外であっても。
その精神は人間のものである。
たとえ人外並
みの精神だとしても。
必ず、人としての考えに立脚したものであり。
人として、理解できるはずだ。
しかし、最初からヒトでないものが転生したら?
人としての心を持たず、怪物のまま野に解き放たれてしまったら?
“それ”は、秘密の研究所で生まれた。
“それ”は、施設を脱走してしまった。
“それ”は、人を喰らって生きてきた。
“それ”は、人に化けることが出来た。
“それ”は、人の心がわからなかった。
“それ”は、人の姿で死んでしまった。
“それ”は、神すら騙すほど似ていた。
“それ”は
異世界に転生した。
“それ”が大地を踏みしめた時、嗅いだことのない匂いに満ちていることに気付いた。
だか、それは全て“肉”の匂いであることだけは分かった。
“それ”にとって、全ては“食べ物”だった。
人間も、魔物も、エルフも、オークも、勇者も! 魔王も! 転生者も!! 神も!!! 何もかも!!!!!! 喰らい尽くせ!!!!!!!!! 本能が叫んでいる!!!!!!!!!!!!!!!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-19 00:00:00
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会話率:46%