「どうか、私の妃になって下さい。シャノン・カードヴェイル嬢」
継母に虐げられながら、異母妹キャロラインの『影』としてその栄光の裏方をさせられていたシャノン。
王太子妃に選ばれたキャロラインが王宮入りの日、身元を伏せて侍女として付き従っていた
彼女の前に『理想の貴公子』と名高い王子・エセルバートが跪き、何とシャノンに求婚する。
妹を思う優しさに感動してと告げる優雅な王子の笑顔に、思い切りうさん臭さを感じたシャノン。
連れていかれた彼の住まいである蒼玉宮で、シャノンは『求婚』の真相を相手の本性と共に知らされる――。
些か平穏ではない彼女と彼のおとぎ話。
思わぬ理由でのお妃様ライフの、始まり始まり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-30 18:00:00
56009文字
会話率:16%
商人のお屋敷で使用人見習いとして働く少年、アール。望外の待遇で受け入れてもらっていて不満はない、のだが……。
「アール、出かけるわよ!」
「またですか、お嬢様」
旦那様の末娘、リサお嬢様の唐突な行動に、アールは悩まされ続けている。
一万
文字以内という条件をつけて書いた習作なので、お時間はそこまでとらせません。
※ジャンルは恋愛・異世界で投稿していますが、『おとぎ話的』を意識して書いたことや、長編にするならファンタジー要素をすこし入れたいなという意味合いです。
※カクヨムにも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-26 02:49:03
10000文字
会話率:57%
世界にまだ月と星が無く夜空は漆黒に包まれてた時代。
夜になると、明かりを用意しなければ、真っ暗な世界に、1人の名も無き女神様が住んでいた。
ある日、外から微かに聞こえる小さな泣き声を聞いた女神様は、神様との約束を破り、泣き声が聞こえる漆黒
の世界へ飛び立った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-29 23:14:21
4174文字
会話率:50%