ベアトリス・ナミュールは敗者だ。
王太子の婚約発表の夜会にて。アデルバートは、マリー・ベルティエという子爵令嬢を連れていた。
「ねえ、知ってる? あのマリーって子、ベアトリス侯爵令嬢が付き従えてた令嬢なんでしょ?」
「じゃあ、自分の
連れに抜け駆けされちゃったってこと?」
「最初の頃はベアトリス様が婚約者になる予定だ、なんて言われてたのにね」
まさしく、婚約者を奪われた敗北令嬢として。
ベアトリスは社交界の場で後ろ指をさされていた。
だが、それでもなお。
ベアトリスは、凛と立ち。堂々と、真っ直ぐに前を見据えていた。
それは、ベアトリスが「未だなに一つ諦めていない」からであり。
同時に。それこそが「敗者」の在るべき姿である、と。
――勝者には、花道があって然るべきだ。
これは、ベアトリス・ナミュールという敗北令嬢の。
矜持と信念による、立ち居振る舞いである。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-01 08:10:16
90818文字
会話率:37%
ここ最近読んでいる漫画の2.5次元の誘惑(リリサ)から創作論的な名言を抜き出してみました。
まあ、自分の脳内の整理のためという感じですね。
最終更新:2025-05-28 03:32:17
6863文字
会話率:23%
わたしの名前は、『大和里 忍』……中学校三年生の15歳……。まわりのみんなからは、終死って呼ばれているの……。今回みなさんにするお話は、喜多原さんと9歳の弟、誠を巻き込んで勉強会を開いたときよりも少し前のお話です……。
「ねぇちゃん!
冷蔵庫に麦茶ひと口だけ残して入れとかないでよ!!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-23 11:18:37
1251文字
会話率:69%
「アーリア・カトライズ!お前との婚約は破棄させてもらう…!」そう高らかに宣言したヴィクトリア王国第一王子レインハルトと、護衛騎士シンと一緒に、なぜか逃避行の旅へ出ることに。アーリアは前世二十四歳の日本人女性、王妃になんて興味がないから、婚約
破棄万々歳これで自由!ーーだったはずなのに、どうしてこうなった?!ああ、自分のお節介が恨めしい!
クーデターに巻き込まれ、ついチート発動!令嬢の仮面を外してしまったアーリアに、王子の様子もおかしくて…?
男気たっぷり悪役令嬢と、意地っ張りで面倒で、頼りにならない残念王子との残念な恋愛模様、兼冒険譚。
いろいろツッコミどころはあるかと思いますが温かい目で見守っていただければ幸いです。きたれ、ご都合主義。矛盾や論理の破綻もあるかも(気をつけてはいますが、作者そんな頭よくないです)まぁ、小説だからと許せる人だけ読んでください。※R15は保険です。
はじまりはじまりーー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-13 00:24:40
80895文字
会話率:36%
あらすじといわれても…まあ、自分の想像した現代版です。
最終更新:2010-02-23 22:46:19
763文字
会話率:0%