目を覚ますと、そこは見知らぬ未来だった。
家族も友人も、ひ孫の世代まで他界している。
「これは……タイムスリップ?」
自分だけが時を超えたのかと混乱するが、やがて違和感を覚える。
なぜか自分の身体は若いままで、記憶はある日のまま止まって
いた。
—— これは時間跳躍ではなく、“リセット”の連続だった。
記憶を持たず、昨日の自分に戻る男。
しかし、"ある日"を境にリセットが止まったとき、すべての謎が明らかになる——。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 19:00:00
24272文字
会話率:37%
カオス・ヴェルムとの戦いから一週間。瀬戸カイトは次元を追って消え、林谷市は新たな危機に瀕する。時間と空間を喰らうエンティティ「エクリプス・ノヴァ」が降下し、街を崩壊させる。AETHERの林サラと田中ユウキは、カイトの帰還を信じ戦うが、副司令
・水野晶の裏切りが明らかに。ヴェクター・パルスとして帰還したカイトは、ノヴァの真意と敵組織「クロノス」の陰謀に立ち向かう。次元の波動で運命を切り開く物語の第二幕。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-25 20:00:00
1492文字
会話率:62%
セナ、26歳。毎週月曜に記憶がリセットされる「周期性記憶障害」に悩む彼女は、幼馴染のカイトの愛を支えに生きる。高校時代、桜の下での出会い、図書室での温かな時間が居場所だった。だが、記憶を保つ薬「ネウロスタチン」の副作用で感情が乱れ、知らない
「自分」が現れる。セナはカイトを忘れまいと、腕に傷をつけ、日記に記憶を刻む。病が進行し、記憶と人格が崩れる中、「私は誰?」と葛藤。カイトの変わらぬ愛に支えられ、セナは詩で自分を繋ぎ、小説家として「星屑の記憶」を紡ぐ。彼女の声は誰かに届き、愛と希望の光となる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-12 11:18:49
3498文字
会話率:0%
また今夜も始まったわ——。
「すまない、サンドラ。私は君の義妹を愛している」
そう少女に告げた相手は一体誰なのだろう。ここ数日毎晩夢に出てくるあの光景を、私は懐かしいようなそうでないような、なんとも不思議な感覚で眺めていた。
最終更新:2025-03-12 18:00:00
5048文字
会話率:10%
2052年、人類は"完全なる統合"という狂気的な夢に囚われていた。
言語聴覚士の瀬川凛は、15年前の研究所爆発で母を失った。
母が遺した最後の贈り物は、耳に装着する特殊なニューラリンク(NAI)。
そして、毎夜響く悪夢の
中の、あの悲鳴。
「これが、最後のチャンスよ──」
重度の言語障害を持つ8歳の少女・陽子との出会いが、全ての歯車を狂わせる。
少女の描く不可思議な絵には、誰も知らないはずの過去が映し込まれていた。
ナチスの人体実験から連なる「神の声計画」。
記憶を継承する遺伝子。
感情を増幅させる都市規模の装置。
そして、人類の意識を一つに統合しようとする狂気の科学者たち。
母の死の真相。
失われた家族の痛み。
人類進化の果てにある、真実の声。
凛は、母から受け継いだ耳掛け型のNAIと、
不思議な力を持つ少女と共に、
禁断の計画に立ち向かう──。
これは、失われた声を取り戻す旅の記録。
そして、人類の感情と記憶を巡る、壮大な物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-06 20:18:30
900文字
会話率:23%
1作がだいたい5~10分で読める(予定の)オムニバス青春短編小説シリーズ第24弾です。
シリーズ・コンセプトは「思春期の頃の自分に読ませてあげたい物語」。
(オムニバス・シリーズのため、話ごとに設定・主人公・文体が変わります。意図的にバ
リエーションを増やしている(多様な人生・多様な悩みを描くことを目標としている)ため、同じシリーズであっても、雰囲気や主人公の性格はだいぶ異なります。)
日記を書き始めた少女が気づいた、不思議な感覚にまつわる物語。
日記に記した「自分」の、過去と現在をめぐる物語。
SS用ブログ「言ノ葉スクラップ・ブッキング(http://mousou-story.jugem.jp/)」にも同じ内容のものを掲載しています。
(ブログ版はルビが少ない代わりに、下部(続きを読む)に蛇足な補足情報が付いています。)
なお、自作サイト「言ノ葉ノ森(http://kotonohano25mori.web.fc2.com/)」に本シリーズの「小説家になろう」版とSSブログ版両方へのリンク一覧を載せた「もくじ」ページを制作してあります。
キーワードにハッシュタグを付けている理由については、過去の活動報告をご覧ください。
(タイトルに使われていそうなワードを中心にタグ化しています。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-20 12:10:50
3202文字
会話率:0%