魄が生まれる時、森が動く――
ある者は魄を神女と言い、ある者は鬼女と言う。
蟲使いのクジョウは、誰にも心を開かずに生きていくと決めていた。だが、一人の青年、シンカゲとの出会いが、クジョウの全てを変えた。
心落ちて、心狂わせる――
その先を知らず。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-08-21 18:16:04
136251文字
会話率:44%
ある落ち武者が、見知らぬ山に迷い込み、難儀していたところを山里の娘にみつかり、山里の主「内裏様」のもとに招かれる。天女のように美しい内裏様は、都からの客人を歓迎する宴を催す。その夜、琴の音に誘われ内裏様の寝所に入った男は、彼女の正体を見抜
き…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-03-21 21:17:41
4996文字
会話率:38%
「鬼女の微笑み」に沿って書かれている背景や薀蓄を綴る。(番号は「鬼女の微笑み」と連動)
また、山の単独行での遭難しないためのノウハウや散々使い倒した「山道具」についても蘊蓄を拡げてみる。
宗教が人類の暴走を食い止めるための戒めについて考察を
加え、死生観を明らかにする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-06-30 19:05:29
85103文字
会話率:1%
欲望剥き出しで破滅へと突き進むこの世に絶望し、山へと逃避した時、山奥で不思議な女と出会う。
この女とのふれ合いを重ねるごとに、次第に反社会の象徴としての「鬼」として生まれ変わる。生まれ変わった時、女の目的が判明し、その時が女との別離の時だっ
た。(人生に迷っている人向け)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-02-19 12:00:02
49083文字
会話率:22%
僕は玉置村に住む小学校六年生の桑原健也。二学期の初め、東海林正という男の子が転校してきて、村のため池でブラックバス釣りをしていたことから近づく。しかし、ブラックバスを害魚と決め付ける農家の人々により、すでに駆除されていた。僕の父親がブラッ
クバス釣りをすることもあり、東海林君と僕は親しくなる。東海林君は父親を事故で亡くしていた。
一方、東海林さんとガキ大将の高田君との抗争は激化する。
僕の父親は竜山湖へ東海林君も誘って一泊でブラックバス釣りに行くことを提案。そこで僕は初めてブラックバスを釣り上げる。ポールさんというアメリカ人が現れた時、東海林君に大物が掛かった。ポールさんは大きなブラックバスをくれれば、経営するペンションに無料で泊めてくれるという。こうして大きなブラックバスはポールさんの手に渡った。僕たちはポールさんのペンションで美味しいブラックバス料理をご馳走になる。
翌朝、ワカサギが接岸する岸辺で再び釣りをした僕は偶然にもニジマスを釣り上げる。ニジマスもまたアメリカから輸入された魚で、他の小魚を襲うという。その後、竜山湖の周囲をドライブするが、ワカサギが産卵する川に垂れ流される汚水、観光のために駐車場にされてしまった葦の原を目撃する。
学校では、ふとした事件をきっかけに東海林さんと高田君が和解し、三人で笹熊川へ渓流釣りに行くことになる。釣り上がっていくと、猿の大群に遭遇、もう少しで襲われそうになるが、モヒカンのような鬣をした猿に助けられる。東海林君はそのモヒカン猿が亡き父親にそっくりだと言う。
ある日、皆瀬さんという村役場の人と出会う。再びモヒカン猿と遭遇した僕たちは導かれるように、鬼女沢の不見滝へと向かう。そこの傍らには又吉じいさんが住んでおり、彼から滝つぼに潜む、身の丈三尺もある、大イワナ、釜の主の話を聞かされ、釣るための作戦を練る。
ある日、学校で小野さんと僕は言い合いとなるが、小野さんから釣りを教えて欲しいと頼まれる。僕の心は次第に小野さんに傾き、彼女もまた釜の主の秘密を知り、協力してくれることになる。
ブラックバス用のルアーを改良して釜の主を攻略することを提案。やはりモヒカン猿に導かれ、皆瀬さん、東海林君、小野さん、僕で不見滝へと向かう。そこで死闘の末、釜の主を見事、釣り上げることに成功した。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-10-29 09:41:47
100004文字
会話率:46%
時の混在する国と呼ばれる島国のとある平和な村。そこへやってきた僧侶は鬼に会うため、古くから髑髏を抱えた鬼女が座るという山の麓の岩へと向かう。そこで出会う鬼女が語るのは――。
最終更新:2009-09-13 21:02:54
24809文字
会話率:48%
第四天魔王の娘、鈴鹿御前は坂上田村麻呂に恋をしました。しかし、田村麻呂は人間。鈴鹿御前は鬼女。決して結ばれる筈がありませんでした。何れは自分も殺されると分かっていながら、鈴鹿御前は愛しい気持ちを抑え切れませんでした。妖しと人間の哀しい物語。
最終更新:2008-01-05 23:47:14
3015文字
会話率:33%
昔々、人と妖が混在し、混沌としていた時代。人間の少女キリは、慕う銀狐の妖銀帝に深い森の中の老木の下においてゆかれた。そこで出会った同じ年頃の少女ミヤに捨てられたのでは?と唆され、「ここで待っていろ」という銀帝の言葉に逆らって木の下から離れて
しまう。その事が事件に繋がるとも知らずに…。
この作品は【エブリスタ】【カクヨム】に掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-05-25 07:01:49
14011文字
会話率:24%