おお!聞いてくれるか?息子のトルネの話なんじゃ…。
わしゃー、下町でアイテム屋をやっておるのだが、息子の育て方が悪かったのかもしれん。
トルネは、他の年頃の子供達のように、騎士に憧れたり、木剣を振るったりということをせんのだ!
地下室にこも
って新商品のアイテムの開発をしたり、素材集めのためにモンスターを狩りに出かけたりしておる!全く剣術もできんくせに、一体どうやってモンスターを倒しておるのだ?不思議でしょうがないわい!
最近じゃ、トルネの作った新商品を買いに貴族様までやって来る有様じゃ!
その筋から「魔法使い」などと呼ばれておるらしい…。わしゃー息子の将来が心配でならんわい…。
金に汚いアイテム屋の息子トルネと、正義に燃える騎士の娘イリス。
正反対の二人が織りなすドタバタ学園コメディ。
トルネはアイテムの力だけを駆使し、いつしか世界最強の魔術師【魔法使い】と肩を並べるほどの存在になっていく…!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-23 14:01:22
123514文字
会話率:33%
永き平和は人々の心を腐らせ、弱きものは様々な欲に支配された者たちに食い荒らされた。
金、権力に支配された法では、悪党を裁くことができない。
表で裁けぬ悪党ならば、裏で裁くしかない。
──正当な復讐と金さえあれば、あなたの恨み晴らして
見せましょう。
裁けぬ悪を殺す、裏家業、復讐代行屋。
その牙は必殺──文字通り、狙った悪は逃さない。
これは被害者の無念を晴らすため、日本に帰ることを諦めつつある魔力∞、魔法才能0の日本人、法の神の加護がない法の神の神官、酒場の看板娘、男装の麗人が金の代わりに、悪を倒す悪になる物語である。
各章あらすじ
第一章 『代行人は罪深き機織りに死に装束を着せられるか?』
大手絹屋の白絹屋には妙齢の年齢の娘がいた。その娘アメリアは、男に騙されてライバル商会のマイク機織りの会長に純潔を奪われたあげく殺されてしまう。アメリアの死は、自殺に擬装されたうえ、捜査をする神殿、自警団は賄賂を受け取り、そのまま自殺で処理しようとする。アメリアの死を自殺で終わらせないために、復讐代行人たちが暗躍する──。
番外編 『アリスは名探偵!緑髪の白の神官とアリスの推理』
誰も入る事の出来ない塔になぜか死体があった。唯一の開口は3階の窓だが、その周囲にめぐらされた『墜落』の魔方陣が行く手を阻む。犯人はいかにして中に入ったのか、名探偵アリスの推理が光る。
第二部『代行人は上官殺しを裁く』
ある雨の日、アニェーゼの元へ騎士の娘ベアータが飛び込んできた。彼女の父は騎士団長殺しの汚名を着せられて殺害された。彼女を匿ったアニェーゼは、否でも応でも騎士団内の事件へと巻き込まれていく。ベアータの父の不名誉は晴らされるのか、彼女の運命は──?
※必殺シリーズをリスペクトした、異世界版必殺仕事人です。
※第一章完結、番外編完結、第二章完結
※次のネタが思いつくまでひとまず完結、ありがとうございました
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-13 00:00:00
289912文字
会話率:38%
貧乏騎士の娘、セリフィス。
彼女の肖像画を見た王子は興味を示し、セリフィスを自分付きの侍女として召し抱える。
『氷月王』と『翠玉妃』。
これは、後の歴史家達にそう呼ばれるようになる二人の物語。
最終更新:2012-04-30 19:41:02
22345文字
会話率:30%