犬、こと俺、紐犬(ひもいぬ)は、ある日夕方街道の中間地点である男に出会った。黒子の恰好をした猿と雉を従えた、デブで、草履みたいな顔をした、鼻水垂らした醜男、桃太郎に。
こいつが差し出したきびだんごを、猿の忠告を聞かずに食べた俺はそれから先
地獄を見ることになる。
桃太郎の残機として……。
俺たちの、いや、俺の明日はどっちだ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-02 20:11:56
2562文字
会話率:43%
雪山の怪奇霰(あられ)姫と、雪山に住む醜男鄙吉(ひなきち)。
二人が偶々出会ったその夜(よ)、雪国の怪談は毛色を変えた。
これは怪談にもお伽噺にもなれない、拙筆桜雫あもる的『雪女』。
最終更新:2016-01-06 13:58:26
6547文字
会話率:20%
王立学園に通う公爵令嬢であるヒルダ・ファンデルヘイデンは、同じ学園の生徒である男爵令嬢・マリアンネを不当に害したとして婚約者である第一王子に追及され、婚約を解消されてしまう。そして、国王によって言い渡されたヒルダの処分は、この国で彼の下を
行くものはいないとまでに噂された醜男・コープマン宰相に嫁げ、というものだった――。
美しい公爵令嬢と不細工な宰相をいちゃらぶ? させたい物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-03 23:00:00
19090文字
会話率:11%
主夫希望の無職主人公が気がついたら
異世界の住人になっていました。
その体は死んだら最初からやり直せる身体だった。
しかし運命は残酷で不幸な結末を常に提供してきた。
その運命に挑み、抗う。
その先にあるものを見たいから。
最終更新:2014-04-08 18:02:19
73089文字
会話率:23%
ひどい顔と名前を持つ和木臥 歩尾(わきが ぶお)は、「ゲームの中で美少女とキャッキャウフフしたい欲」を晴らすため、友人から渡されたゲームをプレイする。しかし、目が覚めたらゲームの世界にトリップしており…
最終更新:2013-03-07 22:20:26
5027文字
会話率:34%
江戸時代。呉服屋の四男として生まれた清之介は家族に似ず、貧相な顔の醜男であった。そんな清之介はある日、二番目の兄に連れられ“吉原”へ――。そこで玉ノ瀬という派手な顔立ちの遊女と出会う。顔立ちのせいで“鬼子”と周りから呼ばれ、気づけば人を遠ざ
けていた清之介は自身の抱く“感情の名前”すら知らず、それを表に出すことも知らない。だが玉ノ瀬と出会ってから、世界が変わり始める。2012年度コバルトノベル大賞、一次通過。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-08 22:58:11
34601文字
会話率:30%