【灰やさらし粉の上に小さな足跡を残し】
【夜中に糸車を回す音を立て】
【布団にまたがり、枕を返す】
この三文からでは子供の悪戯としか導き出せないが、東北地方に福の神や精霊的な存在として伝承された存在、もしくは【小袖を着たおかっぱ頭の子童が
】と三文の主語に加えれば、脳裏に浮かぶ存在がいると思う。
【見覚えのない幼女が縁側に座っていた】
【見覚えのない少年が仏壇に手を合わしていた】
【見覚えのない少女が火事になりそうな台所を知らせてくれた】
不法侵入者なのだが、小袖を着た子童と同じく語れば尽くせない目撃証言があり、その後には——
【一汁一菜の食卓に一品が追加された】
【家主が出世した】
【家が安泰した】
——という感謝の言葉が繋がる。
いつしか小袖を着た子童や見覚えのない子供は、家の盛衰を司る【座敷童】として信仰された。
しかし、どんな物語にも裏話があるように、座敷童にも裏話がある。
座敷童が目撃証言や伝承として語られる前の平安時代、現代では八地方区分された北海道•東北•関東•中部•近畿•中国•四国•九州沖縄では様々な座敷童が人々と交流し、悪戯好きな守護霊として身近な存在だった。
その身近な存在だった座敷童が現代では……
座敷童の文化と風習は衰退を極め、目撃証言や伝承しか残っていない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-10 07:37:31
709843文字
会話率:54%
1990年代アメリカを舞台に、各地で起こる残虐非道な殺人事件。
目撃証言によると、犯人は子供の姿だった。
家族を殺され、復讐の鬼になった男、ドレッドは幼き殺人鬼の姿を追う。
最終更新:2017-11-27 03:41:40
1605文字
会話率:23%
幽霊好きな友人の榛梧(はしばみあおぎり)を持つ柊槐(ひいらぎえんじゅ)は、彼に誘われて幽霊の目撃証言があった場所に2人で行く。
槐はそこで、自分を幽霊という少女の楪(ゆずりは)と出会い、しかも好かれてしまう。
いろいろ幽霊ぽくない彼女と
の出会いは、比較的平凡だった槐の環境を変えてしまう。
ハイテンション幽霊女子と主人公槐の織り成すラブコメディです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-29 08:21:52
51990文字
会話率:65%
世界は、まるで曼荼羅だ。
二年前に発生した飛行機事故の数少ない生存者、天城和巳は、あるとき死への恐怖が薄れていることに気が付く。だが和巳は自身の異常から目を背け、妹と共に裕福とは言えないまでも幸福な生活を送っていた。
しかし、次第
に日常は非日常へと形を変える。
隣町の集団体調不良。自殺したはずの男子の目撃証言。知人である不良の死。
そして。
「貴方の日常は、もうどこにもない」
少女の言葉をきっかけに、和巳の周囲で傷害事件が立て続けに発生する。
事件の被害者は、いずれも和巳が大切に思う人々ばかりだ。
壊れゆく日常。闇より迫る悪意。赤い月と黒い月。
正義と――悪。
何のために生きる。何のために戦う。
これは、世界に叛逆する一人の少年と、一人の少女の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-08 10:17:21
148213文字
会話率:30%
(旧題『未来へ道連れ‼~魔王志望Aと少年C~』)
アリスは科学と魔法の英知の結晶『ホムンクルス』。12歳の魔王のたまごは、『世界征服』を夢見て製作者を殺害し、世界の水面下で準備を進めていた。
しかし1998年の初夏、アリスは確かに暗殺され…
…そして。
その日は、代わり映えのしない夏の昼でしかなかった。
1999年、世紀末。夏休み最初の日。
戦場となったのは日本某所。
手始めに、僕の目の前で未来からやってきた魔女が飛来する。
魔女と出会った『普通の中学2年生』の僕。
地球を植民地にするため画策する、魔女率いる『異世界人』。
世界征服を企んで暗躍する地球産ホムンクルス『アリス』。
地球を守護する『神官たち』。
三つ巴の決着は、七月三十一日。
『未来』を掴みとるのは誰?
この世は広大な魔女の実験場だ。
これは、たったの13日間で、世界が未来を変え、魔王アリスが、世界征服を果たすまでの物語。
(さいきょうの異能力ってなんだろ~? 現代日本で『世界征服』できちゃう力ってどんなだろ~?『幻●旅団』や『煙ファ●リー』みたいなぶっ飛んだ悪役集団書きた~い! から膨らませた話。)
(少年のひと夏の冒険がテーマのライトノベルですが、根っこの設定はぜんぜん『ライト』じゃありません。)
(拙作伝奇ホラー『孕み人魚と惡の華』とも繋がってないようで繋がっております。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-15 19:00:00
107764文字
会話率:40%
スコットランドのネス湖には少なからぬネッシーの目撃証言がある。自然現象や既知の動物などの誤認によるものが多いと思われるが、あるいは・・・
最終更新:2016-09-06 00:02:48
1585文字
会話率:0%
トラックの運転手は一人の男を轢いてしまった。
途方に暮れる運転手の側に不思議な女性が現れた。
「ニートを轢き殺すバイトをしてみない?」
物的証拠も目撃証言も残らない。
そんなチートなトラックで、轢いて轢いて轢きまくる。
最終更新:2016-04-14 18:26:07
13020文字
会話率:30%
私立探偵の久津川守は迷子猫探しの依頼を受け、捜索を続けていた。しかし何日経ってもまともな目撃証言は一つも得られない。そんな中、久津川はホームズの子孫を自称するイギリスからの留学生クレア・ホームズと出会い、共に捜索することになった。
天才肌の
クレアと堅実的な久津川は、時に協力しながら時に対立しながら猫の足取りを追っていく。
果たしてこのコンビは真相にたどりつけるのか。
果たして猫はどこに行ったのか。
対極的な二人と気ままな猫が織りなすライトなミステリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-29 00:19:56
4707文字
会話率:39%
犯罪者の撲滅を目論んでいるこの事件の犯人。殺しの現場は人目につく場所であることが多かった。しかし、目撃証言は一つとして有力なものが得られていなかった。犯罪者に対し、極刑を下している犯人はいったいどこの誰なのだろうか・・・。
最終更新:2013-03-21 05:00:00
24435文字
会話率:65%
高校入学前の短い春休み。幼馴染が行方不明になったと知らせを受ける。何があったのか?捜索のために目撃証言のあったという工場に向かうが……。
最終更新:2008-08-31 14:04:01
14296文字
会話率:23%