私は実直な女だった。
暗愚な王族、平民から搾取するばかりの兵士達。
その下で、決して腐ることなく真面目に国の為に奉仕してきた。
そして、ある日あっさりと死んだ。
何もない空間で、何者かの声によって私は知ることになる。
自分の生には何の意味
もなかったことを。自分は使い捨ての道具のように、ただ使い潰されたのだということを。
絶望の中、しかし救いはあった。私は真面目に生きたおかげで、上位種として生まれ変わることが出来るらしい。
そのことを知り、私は決めた。
奴らに……前世の母国に、復讐することを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-02 17:51:10
3099文字
会話率:23%
何らかの天変地異、もしくは人類同志の紛争後、水に覆われた温暖な場所となった世界。
耕作可能な土地も失い、海の恵みに縋って、ウミイグアナ程度の狩猟技術で、日が高い間は貝や海藻をすくい上げて生活している人類。
文明らしきものは大半失われ、暗愚な
宗教、山の民と呼ばれる者が作る木造船程度の造船、上流階級が独占している独自の養殖技術、牛や馬の代わりにイルカ、犬や猫の代わりにアザラシやラッコを飼う人類社会。
そんな水性人類進化論的な世界に生きる、痩せっぽっちの少女が見る、水性人類の終わり。新たな世界のミトコンドリア・イブとなる少女が呪った世界が、何もかも流されて消えるまでのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-21 21:55:42
8137文字
会話率:41%
とあるお屋敷で坊ちゃんのお世話に励んでいたとある家政婦さん。彼女は坊ちゃんの巻き添えで死亡し、そして神様に謝られ、見込まれ、頼まれた。
ボンクラ系暗愚坊ちゃんの暴走を食い止めるべく、家政婦さんは名前を抱いて転生する――。
マイペース家政婦が
巻き込まれながら今日も家政婦業に努めるべく頑張る話。
――の予定だったんですが、書きかけて力尽きた話。駄目だ思いつかない。
何年か前のやつを発掘して、消すのももったいないので投稿しておこうと思い立ちました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-07 12:09:50
26999文字
会話率:52%
夏王朝の末期、桀王に献上された女性は傾国であった。暗愚な王は誅され、彼女もまた。
「待っていたぞ、我らが花嫁」
しかし界を渡った彼女の目の前に、四人の美丈夫が現れて。
戸惑う傾国の美女の、新たな人生が始まる。
「序」にイラストがあります。
切なく涙する(作者がぼろぼろ泣く)ハッピーエンド。
「異世界で四神と結婚しろと言われました」のスピンオフですが、遥か昔の物語です。(紀元前約1600年頃)
この話のみでお読みいただけます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-20 10:05:55
11828文字
会話率:39%
暗愚と呼ばれた男が居た。
その言葉には虚実が入り混じり、その行動は他者の逆鱗におろし金を当てるかのよう、その言動はまるで道化師のようだった。
誰も彼の真意は分からない。いやそもそもそんなものがあるのかどうかさえ定かではない。
常に楽観
的で、享楽的で、ぬかに釘、暖簾に腕押し、柳に風。
そんな男はこの乱世でどう生き抜くのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-24 09:06:51
56611文字
会話率:67%
現代日本でしがない大学生として暮らしていた主人公・田中圭太は居眠り運転をしていたトラックに引かれてしまうが、目を覚ますと目の前にお歯黒をしてそうな優しいかもわからない顎鬚が目の前にあった。「おお!!目を開けよったぞ!」なんて言っているが自分
は何のことかさっぱり理解できなかったがすぐに泣きたくなった・・・・。まさか歴史ゲームでは全ての能力がワースト一位であり史実では暗愚と言われている一条兼定が自分のことだという事、そして自分は1543年の一条家に転生してしまったという事実に…。初の作品&投稿です、未熟なので誤字脱字や矛盾もあると思いますが、感想や指摘があればどんどん書いてください。今後の為に参考にいたします。(暴言はご勘弁下さい)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-28 03:27:07
121042文字
会話率:32%
暗愚の代名詞と化した感のある劉禅さんの暗愚エピソードである、「晋は良いところ」発言を(ちょっとどころではなく黄色いのこと黄皓の責任をマシマシにして)フォローしてみた作品です。
黄皓が完全にクズ? 原典からして……
最終更新:2014-12-29 11:30:31
1372文字
会話率:24%
うちの現状と将来的な方向性を、武田信玄による信虎追放になぞらえて一筆書かせていただきました。歴史に題材を取るのは実に分かりやすく明快です。是非ご一読を!
最終更新:2013-12-14 19:14:54
1532文字
会話率:0%
十四歳。女。皇帝の唯一の嫡出子でありながら、疎んじられている。政治的暗愚である母親は、父の政敵である。潜在的競合相手である兄は、庶出でありながらも、人望あつく、能力に秀で、父帝のおぼえもめでたい。彼女が玉座を狙うことは、いらぬ波風を立たせる
だけのことだと、部下は言う。それでも、彼女は自らの意志で、皇位争奪戦に乗り出すことを決意する。手段など選べるはずがない。(閲覧にはPCをお薦めします)【連載無期限休止中】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-06-04 04:05:28
76164文字
会話率:37%