天候不順に隣国の不穏な動き、そんな中、国守りの女神が目覚めた。
この国と王家を愛し、繁栄を約束してくれる女神として広く国民に知られるが、その実態は……
最終更新:2015-05-12 17:52:17
17239文字
会話率:20%
とある世界のとある場所。数年前から天候不順や天変地異が続き、人々は不安な日々を過ごしていた。ヨルジャン国第一王子であるジークフリートも国を思い深く憂いていた。
ある日、昼なお暗い空から一筋の光が差し込む。光は増し、七色の橋が空に架かる中
、空から1少女が落ちてきた。
世界に伝わる言い伝えそのままに、少女が現れてから天候は安定し森から大きな獣が姿を消し、かつての生活を取り戻していく。人々は歓喜の涙を流し神に感謝の祈りを捧げる。
記憶を失っている少女を神の御使いと信じる人々。亡き母との思い出を抱くジークフリートは神の御使いに傾倒する。
神に仕える神官長は少女の周りに精霊がいるという。
少女のまわりは温かい光であふれ、清涼な気に包まれていた。
いろいろな思惑の中で自分に出来ることを探す少女。
新たな出会いが少女の記憶をとりもどし、幸せをみつけるきっかけになっていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-25 14:00:00
57749文字
会話率:27%
江戸開府から180年余。円熟を迎えようとする町人文化と商業経済の発展に華やぐ都市。天候不順や大噴火による度重なる飢饉に喘ぐ農村。揺らぐ幕藩体制を懸命に支えようとする老中・田沼意次と盟友官僚達。これに対し、権勢のみを手中に収めようとする刑部卿
・徳川治斉の暗躍。混迷を深めてゆく世情と暗雲立ち込める政局を背景に、家康が黒田家へ託した秘書をめぐり、天命を負う若き剣者・新免右京之典へ次々と刺客が襲いかかる。“戦の無い安寧の世”と黒田家、そして自らの愛すべき人々の為に、奥義・秋月円命流の秘剣を縦横無尽に揮う右京之典が真っ直ぐに立ち向かう。爽やかなる眼と心を持つ眠れる若き剣者の永きに亘る戦いが今、始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-04-23 00:03:22
46763文字
会話率:40%
都内の私立高校に通う17歳の少女七緒は、いわゆる不良少女。
放課後になると、友達と繁華街を練り歩き、煙草にパチンコ、不順異性交遊に援助交際から、果ては麻薬にまで手を出した事もある。
それなのに補導歴はない。彼女は人を手玉に取る方法を熟知して
いる。
家族構成は片親の一人っ子で、父親を無くしている。
七緒は母親を憎んでいた。母親もまた、七緒を憎んでいた。
事情は語るに長い。
しかし七緒の精神状態を、複雑なそれが圧迫しているのは事実で、
彼女は何処か冷たく、何をしていても人に冷淡な印象を与える様だった。
お互いにお互いを嫌い、関わり合おうとしない不幸せな母娘。
しかし、ある日母親が再婚相手を見つけた所から、大きく運命が変わり始める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-12-21 00:29:46
388文字
会話率:0%