目の前の光景に唖然とする。
私を取り囲むようにして立っている生徒。
不安そうな顔をしたものや、冷ややかな目をした者、茶番だと鼻を鳴らす者。
この状況をどうにかしなければ、私の命はない!
私は卒業パーティーの最中で気づいてしまった。
今、
自分が読んだ小説の世界にいることに。
このままでは、半年後、俺は地下牢に幽閉されてしまう事に!
しかもその後は寒さと飢えで病気になり地下牢で死亡してしまう!
それは絶対に嫌だ!
生前読んだ小説の世界に異世界転生した青森秋斗は婚約破棄をする第一王子に転生していた。
しかも記憶が甦ったのは婚約破棄を叫んだ直後!
このままいくと、自分は地下牢行き。
地下牢に行きたくないので、どうにか有耶無耶にしたい第一王子が主人公のお話です。
是非読んでくださいね!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-04 21:16:12
7053文字
会話率:18%
かの名探偵シャーロック・ホームズは、後の盟友であるワトソン博士と出会った時に一目で彼が軍医だと見抜いた。凄い観察力だ。……それと同じくらい僕の先輩も凄かった。そう、あれは桜舞う高校の入学式の日のこと。
「……あの、すみません」
「新
入生か。入学式ならここじゃなくて別棟だぞ?」
「……っ!? 先輩! どうして僕が迷子だって分かったんですか!?」
「皺一つない新品の学ランを着た生徒が、不安そうな顔で途方に暮れてたからな。初歩的だよ後輩」
そうして優しく笑った先輩は僕を案内してくれて……その時には僕の心は夢中になっていたのだ。その後すぐに、先輩が探偵部なる怪しげな部活をやっていると知った。となれば、やることは一つだけ。
憧れの先輩に近づく為、僕は探偵部の門を叩いたのだ! 全ての謎を解き明かし、憧れの先輩に愛を歌う為に!
お陰様で本編完結しました!
※意見感想をお待ちしております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-29 10:05:21
626957文字
会話率:51%
右手の先に、僕の居場所はあるのかな? 緑のシャツの襟を親指で弄りながら、不安そうに君は言った。
例えば、大切なものをなくしたときに、人は、どうなるのだろう。
その人にとって、唯一無二の存在。果たして、病的な程に依存していたものをなく
して、自分自信を保てるのだろうか。
このお話は、あまり動きのない、内面にスポットを当てたお話。ただ、生きることの意味をなくした人の、最後のお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-06 13:39:38
2846文字
会話率:0%
通の女子高生だった主人公・藍葉あいば瑠花るかは、
文化祭のステージの出し物の事について瑠花は悩んでいた。
今年の文化祭は時代系演劇をやる事になってしまい、”自分は人前で演技をするのが苦手”
という事に友達の愛里は知らず、クラスメイト達と
盛り上がってしまい、
瑠花もさすがに「嫌だ」と言えずに出し物は演劇に決定してしまったある日・・・
瑠花の不安そうな顔に気づいた、担任の角道かくどう白馬はくま先生は
「演劇は嫌なんでしょ?じゃあ、君には台本を担当してもらいたいと思ってる。」
そう言われて困った瑠花--- 角道先生は密かに、瑠花の気持ちをわかっていた。
角道先生と相談した帰り道、不思議な声に誘われ
眩しい光が差し込んで--- 気づいたら見知らぬ部屋、そして見知らぬ男性がいた!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-29 17:33:33
383文字
会話率:0%
【今夜も、あの月あかり照らす歩道橋で。】の番外編です。 8年後、再会を果たしたリョウとマドカ。 互いに、相手が今でも想ってくれているのか不安そうにさぐり合うが・・・。 【本編 今夜も、あの月あかり照らす歩道橋で。】も、どうぞご一読あれ。
※星空文庫重複投稿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-26 23:00:00
7491文字
会話率:15%
関東エリアでも約十年に一度の儀式が始まった。魔法少女に選ばれたのは、果たして、ゴスロリミニスカニーハイレース縁取りボクサーパンツの青年であった。
商店街の真ん中で、儀式は唐突に始まる。
買い物客の不安そうな声が聞こえた。
「やだ、変態かしら
」……罵ってくんないかな。そう呟く魔法少女(青年)の足下でマスコットの猫は低く呻く。悦んでんじゃねえよ。その声は誰にも届かない……[気まぐれ不定期更新です]
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-08 00:00:00
20091文字
会話率:43%
「世界はこの世とあの世だけじゃない」って言ったら信じる?
私、神楽坂梓はいわゆる「どこにでもいる普通の」女子高生。
ちょっとメイド喫茶でアルバイトしてたり、オンラインゲームをそこそこやりこんでいるどっちかって言えばオタク系だけど、極めて
普通の高校2年生だ。
それが、なんだか知らないけど三途の川についちゃって、藁にも縋る思いで縋りついた、プレイしていたオンラインゲームの設定の中の土地……この世たる此岸とあの世たる彼岸の間に存在するもう一つの世界。
私、どうやらそこで竜神の巫女をやることになったみたいです。
しかも、竜神の人間体は超絶美少女で。
彼女の不安そうな顔を見ると、胸にぐっと来るものがあります。
女同士でも、来るものは来るんですっ!
それの名を私たちは、
――萌えと呼ぶ。
メイド系巫女さんのゴッデス萌えファンタジック異世界紀行幻想譚、ここに始まる!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-28 15:10:57
6382文字
会話率:16%
浅葱が出会ったのは、迷子の子猫のように不安そうに瞳を揺らす杏奈だった。杏奈はある事情で不登校になっていて…… 四季ヶ丘高校物語第二弾、ほのぼのラブストーリー。
最終更新:2012-12-06 20:06:39
22634文字
会話率:25%
月の呼吸の音さえ聞こえそうな程の、静かな夜。僕はリビングのテーブルに座り、コーヒーを飲んでいた。時計が針を進める音だけが、辺りに響いていた。僕は何を思うわけでもなく、瞳を閉じたり、手を見つめたりしていた。
人の気配がして後ろを振り返ると
、七歳になる娘が立っていた。暗闇の中、薄紅色のパジャマだけが浮かび上がっていた。僕は何故か、娘は僕の命を奪いに来たのかもしれない、という錯覚に襲われた。冷たい汗が、背中を伝った。僕は娘を恐ろしく思ってしまった自分の思いを吹き飛ばすために、強い声で言った。
「どうしたんだ、眠れないのか」
「うん」娘は不安そうに言った。僕に怒られるんじゃないかと心配しているのだ。
幸いな事に、明日は日曜日で僕の仕事も休みなので、娘を横に座らせ、すこしお喋りをする事にした。それに、さっき僕が感じた不吉な思いは間違いで、僕は娘を愛しているんだという事を確認したかった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-04-16 11:08:05
3526文字
会話率:51%
それは青。あの静かで不安そうな君の声。今、この瞬間に聞いていたいと思うんだ。いつだったか、いつだったか目に映った広い空を感じながら、ずっと君と生きていくんだろうって涙が出た日もあった。細かい情景は忘れてしまったのだけれど。でもこうして、冷た
い空気が部屋を覆ってしまう夜に耳に流れるは、体が求めるはあの君の声だけなんだ。ただ、すべてが君を思い出してしまう。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2005-04-24 16:46:24
2922文字
会話率:8%