時は現代。ここに、悪の道に身をやつした男がいる。
刀一本引っ下げて、浮世を彷徨う根無し草。悪の秘密結社が幹部、大悟郎=わんわん丸、見参。
ある日、大悟郎は師より告げられる。世に魔法あり。
かつて人知れず魔法を振るい、人々を守った少女達がいた
。少女達を、魔法少女と人は呼ぶ。
戦いは終わった。魔法少女は普通の少女へと戻っていった。ただ、魔法だけが世に残った。
あるいは杖、あるいはカード……魔法のカタチ、それは魔法少女の命そのものである。少女達は知らなかったのだ。
自らが、魔法を産み出すだけの生贄にされたことを。
魔法少女の魔法、儚い娘の命奪いし悪漢共がいた。その名も……漢娘(おとこのこ)!
自らの欲望にて魔法振るいし漢娘。其れを『魔法しょうじょ』と、人は呼ぶ!
刀が叫ぶ! 斬れと叫んでいる! 漢娘斬るべし! 魔法しょうじょ斬るべし!
大悟郎は魔法しょうじょを斬れるか――――――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-18 02:02:33
75094文字
会話率:32%
あるところに、死神を飼っている王国がありました。
王様は死神を使って人々を脅し、たくさんの税金や無理難題を押し付けました。
死神は強く恐ろしく、人々はただただ怯え従うだけの生活。
そんな時、勇者が現れました。
風を斬り、悪漢を斬り、平和を
取り戻そうと勇者は走ります。
しかし、勇者は知りませんでした。
自分が背負う国民の命も、悪漢の命も、国王の命も、死神の命も、彼自身の命も、何の違いもないものであることを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-03-30 02:18:49
3362文字
会話率:29%
物語は明治初期。村を山賊に焼かれ、その山賊たちから自分を救った男に鍛えられた女主人公の雨兎は、江戸の一角にある《一縁》という遊郭の用心棒をしていた。
ある日、雨兎は《一縁》の太夫に馴染みの薬屋へのお使いを頼まれ、そこの主、薬屋兼情報屋の
江戸にアヘンが流出していることを聞かされる。その帰り道、雨兎は悪漢たちの追われている一人の異国の少女を救うこととなる。
親の見当たらないフィアは、雨兎に連れられ《一縁》で過ごすこととなるのだが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-03-02 19:26:16
18873文字
会話率:36%
桜咲き誇る南の国は火の都で、空色の髪の少年は一人の少女と出会う。肩上でざんばらに切った漆黒の髪に、水干と短い袴を纏う小柄な少女。足には高下駄、両手に木刀、腰に脇差を差し、悪漢達を前に少女は不敵に笑う。そして何より少女の片目は、武骨な眼帯に
覆われていた。少年と少女はやがて、都を騒がす人攫い事件に首を突っ込んでいく。(和風ファンタジーな世界で繰り広げる、少年と少女の物語です。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-01-17 20:26:58
40547文字
会話率:35%
碧い目をもつ少女、虎碧。なんだかいわくありげな姐さん、龍玉。
己と剣を頼みに江湖を渡り歩く剣客義姉妹。
さだめなのか、風雲はふたりを巻き込み。
ふたりは、死力を尽くして、血風の中を駆け抜けてゆく……。
最終更新:2010-07-20 00:28:19
199970文字
会話率:32%
相も変わらず犯罪の蔓延る現代社会。そんな悪漢たちに、怒りの鉄槌をくだす正義の味方が現れた!
その名は、サンダー・シャドウ!
最終更新:2009-10-31 01:22:12
4423文字
会話率:31%
この世界には、ただひとつ身近な奇跡が存在する――人の魂が武具として存在する世界において、少年の肉体に荒んだ魂を宿す傭兵ギルダス。彼は雇い主のリゼッタとともに訪れた町フォルテンで、偶然、少女を襲っていた悪漢たちを叩きのめす。そのことが発端とな
り、二人は町の無法者たちの勢力争いに巻きこまれてしまう。だがそこにはギルダスとリゼッタ、二人の捜しているものが絡んでいて――※前作『ウツロイダマ』から一部設定の変更をしてあります。ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-07-31 23:04:09
169844文字
会話率:34%