ヒースクラウト王国に暮らすナユタは、男性過敏症だった。
男性に触れるだけで発作を起こし、失神してしまう。
気になる人ができた年頃のナユタは、自分の体質の原因は、記憶のない幼少時に関係があるのではないかと疑い、兄アベルと話すために家を出る。
しかし、久々に会った兄アベルは、お嬢様学校で女装教師になっていた。
更に、その学校はお嬢様とは名ばかりの女装「法術師」養成学校も兼ねていた。
事情を知らないナユタは女子高だと思い込んでいるのだが……。
女子高とはいえ、ほとんど男の子ばかりなのでノリは男子校に近いかと思います。
ライトな感じなので、男性でも読めるかなと思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-15 02:16:46
118851文字
会話率:48%
ピータバロ、それはイギリスの小都市の名前。17歳の誕生日をま近にした、売れない画家のキースの前に現れた、可愛いがおそろしく小生意気な小学生、ミルドレッド。「この絵いいわね。私が買ったげる」彼女が支払った金額は何と250ポンド(約4万7千円)
そのお金を返すため、キースは相棒犬のパトラッシュを伴って、名門美術学校ピータバロ・シティ・アカデミアに潜入するのだが…。大富豪のお嬢様、チャイニーズマフィア、幽霊、悪魔、そして、天使を待ち続けている連続殺人犯。望んでもいないのに、いつもややこしい事に巻き込まれてしまう青年画家キースと名犬パトラッシュが大活躍の恋愛やホラーティストも加味した美術系ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-06 02:35:31
190867文字
会話率:38%
昔語りを始めましょう。これは笛を愛した少女と、それを愛おしんだ神霊の恋物語。
数えで13になる少女笹は、幼いころからの笛好きで毎日のように作っては吹いているため、両親や村人からは笛狂いと謗られていた。ある日、笛狂いのせいで嫁に行けなくなるこ
とを恐れた父に、家から放り出される。
泣きながらたどり着いた森の奥で出会ったのは、白い髪に瑠璃の瞳をした声を持たぬ少年だった……。
初投稿になります。暖かく読んでいただければ幸いです。
※カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-14 21:21:31
48522文字
会話率:23%