平和な村で「よそ者」として過ごしていた少年テオは、鉄の魚に乗って「外」からやって来た少女と共に、遙か西、大地の果てにあるユリンの街を目指す旅に出る。ロードムービー風のSFファンタジー。
◆本サイト「雨の庭」からの転載。本サイト連載中の「真昼
の月の物語」と同じ世界設定で違う時代を描いています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-04-29 20:29:31
49551文字
会話率:41%
数百年前に地上に落ちたとされる魔法のかけら「ラストレター」。実物を見たものはなく、どこにあるかを知る者もいない。ただ比類なき力を秘めているという『噂』があるのみ。そのラストレターを求めて、奇妙な6人組が旅をしていた。手がかりなし、秘策なし、
具体的なプランもなし。遵法意識もあんまりなし。やる気……はあるのかわからない。そんな彼らにも、共通する心配があった。今夜の宿と飯をどうするかだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-04-15 04:19:34
6105文字
会話率:41%
彼は、王だった。
金の破滅、終末の王、凶兆の齎手、始まりの男。
そして私は、彼に喚ばれてここにやって来た。
最終更新:2011-12-18 04:34:34
1669文字
会話率:26%
世界に溶けるか、世界を呑み込むか。
『理器』文明の生んだ。ソレは持つ者の意思で世界を変質させる
世界にとっての劇毒、やがて使い手は世界の免疫機能で、
世界に喰われる。――故に、
さあ選べ、君は世界《うみ》に溶ける、無意味な砂糖になるか。
それとも、世界を創り変えるか、または世界を殺すか。
君は愚者、この移動都市列車「ドーラ」に乗り込んだ少年だ。
彼女は太陽、過去の栄光に固執する。旧態じみた貴族の末裔。
彼女は月、孤高であるが故に孤独、孤独であるが故に鋭利。
一方は、自分の立場に疲れていて。一方は、知らず、愛を探し。
君、はそんな彼女達を含む。大勢の人々《アルカナ》と関わり。
世界の在り方、真実、そして真に相対すべき存在を識る。
では、人が世界の敵となった時代。その主役達の話をしよう。
何、至極単純だ。海に溶けるか、海を染めるか。それだけの話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-10-26 02:33:02
428文字
会話率:0%
事故で父を失った幼い姉弟が、離れて暮らす母を探して旅に出る、ロードムービー的な小説です。
最終更新:2009-09-15 00:15:04
73000文字
会話率:39%
男二人、東京から伊豆へ向かう車内での青臭さです。
最終更新:2009-08-14 16:57:01
7559文字
会話率:56%
父親が経営するジャンク屋「テニトロン」を親子二人で支えているトーラン。今日も大好きな父親と一緒に仕事に出掛ける。目的地に向かう途中、砂漠で行き倒れになりそうだった謎の青年セイムと出会う。
最終更新:2008-12-17 03:26:22
26474文字
会話率:47%
拓己12歳。思春期のはじまった彼はある日屈折した暴れ者サミュエルに出会った。粗野な「星の王子さま=サミュエル」と可憐な「オーロラ姫=拓己」。ふたりは全く違った個性と境遇で生きてきたのに、強く惹かれあう。そして15歳になった彼らはロサンゼルス
からフィラデルフィアへ旅をする。‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥サミュエルの心に追随する拓己と、拓己を純粋に守ろうとするサミュエル。しかし、育った環境の違いは、大きな隔たりとなって彼らを無残に引き裂く。そして事件は起きる。アメリカを舞台に少年たちの成と生と性が交錯するロードムービー「残酷な女神」第2説。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-05-16 08:59:27
21343文字
会話率:51%