僕らの相対論、第2弾。
工科大に通い、物理学を専攻する二人のルームメイト、光瀬と比奈木。
今日も何気ない会話から、ほんの少し奇妙な展開が始まる。
珍しく映画に誘ってきた光瀬は、その映画のラストシーンが「シュレーディンガーの猫」のようだという
。
理論物理学者エルヴィン・シュレーディンガーが提出した有名なパラドックス説だ。
しだいに比奈木は、熱く語る光瀬の話に引き込まれていく。
そんな時、二人は、彼らと一緒に住んでいる14歳の少年、ソラが同級生に虐められている現場に遭遇する。光瀬がとった意外な行動とは・・・。
※(ご注意)
この作品の中には2010年、6月に公開された映画「告白」のネタばれが書いてあります。まだこの映画を観てなくて、そしてこれから観ようと思ってらっしゃる方は、どうか2話を飛ばして読んでください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-11-26 00:19:53
18176文字
会話率:41%
闇鍋にサンダルを投じた彼を忘れない(*実話)
最終更新:2010-09-03 00:46:31
1000文字
会話率:0%
――或は量子的ツンデレ理論――
|鴻池深雪(こうのいけみゆき)は、科学の|娘(こ)を自称する物理大好き少女。高校二年生女子。
ある日科学部の後輩から、恋愛相談を持ちかけられてしまう。
相談者は|一石量子(いちいしりょうこ)。愛称リョー
コ。こちらも物理大好き少女。
そしてリョーコはその思いの深刻さから、量子物理学的騒動を起こしてしまう。
深雪は物理的にその騒動をおさめ、二人の仲を取り持った。
――或は情けに報いよ、ブラックホール萌え――
リョーコの騒動を解決した深雪は、暇を持て余していた。
そんな折、密かにつき合っていたクラスメート二人が、けんか別れ寸前だと知る。
一方の女子天文学部所属の|都久井點子(とくいくろこ)につき合わされ、深雪はそのけんかの仲裁に呼び出される。
點子はその悩みの深さから、天文物理学的騒動を起こしてしまう。
深雪は物理的にその騒動をおさめ、二人の仲をとりなした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-08-11 03:26:44
95813文字
会話率:52%
ぼくらはエゴから創造された。蛹は無心に蝶になった。シュレーディンガーの猫は推論だらけ、なのに彼女は持論で種をせびりにやってくる。
最終更新:2006-08-19 09:36:25
4639文字
会話率:41%