「道徳とはなにか」「なぜ道徳的であるべきなのか」という問いに対して、自分なりの考えを記す。最終的には、人びとの考えを一致させるための条件をまとめたものになる。行為の具体的価値評価をする規範(行為基準)としても有用な理論になるはず。
基本的
な立場としては超越論的観念論(非実在論)、ダーウィニズム、絶対主義(異なる人の間で一致する道徳の答えがありうる)で、真理観は徹底した整合説を採る(いわゆる対応説は採らない)。そのため相対主義と実在論は否定し、客観的な道徳理論(規範倫理学)の構築を目指すことにしたい。
その過程でカントの義務論、ミルの功利主義・自由論、ヒュームの道徳哲学、アリストテレスの徳倫理学などを一つの原理のもと統合し、カントの認識論やヒュームの経験論および因果論も参照しつつ、論理学、心理学、脳神経科学、進化生物学などとも整合する形で人間の実践的判断の仕方をあきらかにしたい。
また、完全義務と不完全義務の区別基準(第五章)、トロッコ問題(第六章)、自由意志と責任の関係(第九章)、自由意志と決定論の問題(第一〇章)など、道徳をめぐる伝統的な難問にも解決策を提示している。
慶應義塾大学准教授の杉本俊介氏のウェブサイト(https://sites.google.com/site/ssugimoto02jan/research/normative_ethics/introduction)には内的整合性やほかの知見(自然科学など)との整合性、実用性(ジレンマの解決含む)、包括性(できるだけ広範囲の現象を説明できる)、直観適合性など優れた理論というための評価基準がいくつかまとめられているが、すべて満たしている自信あり。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-31 16:06:16
473765文字
会話率:1%
ソクラテス式問答法を主にソクラテスという都合のいいキャラクターが”典型的な異世界”の世界観や”典型的なシチュエーション”の倫理や哲学を考えていく物語(?)です。
ソクラテスという思わせぶりなタイトルを使っていますが、とくに古代ギリシャの哲
学や倫理(virtue ethics)などに拘るつもりはありません。逆に比較的新しい分野などで遊ぶつもりです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-11-05 18:40:57
3278文字
会話率:69%
すいません。初めてなものであらすじが考えるのが難しいです。簡単にまとめると理不尽な事への抵抗、みたいな感じですかね(笑)
まだ方向性がブレブレの作品ですので、暖かい目で見守ってください。
最終更新:2015-04-14 09:54:26
2509文字
会話率:67%
五十年ほど前、軍隊が苦戦した戦争をきっかけに、国際全連合が極秘に世界に向けて新たに立ち上げた司法的武装組織ETHICS。。彼らにはどんな場所、状況下においても、武器の使用が許可されていて、武器の所持が認められる。活動範囲は依頼されれば世界全
土どこへでも向かう。扱う事件は警察や軍隊が扱えない事件を主に行う。大きさは暴行事件から、横領のような金銭的事件、国際的テロ事件までを取り扱う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-15 19:39:40
115335文字
会話率:50%