象牙色の研究棟の奥深く、モニター画面を食い入るように見つめる目が二つ。映し出されているのはモニターの設置場所から数メートル離れた防爆および漏洩管理が施された隔離ドラフト内のCCDカメラ映像。リアルタイムでのその変化の動きは緩慢だったが、こ
れまでの動きの数千倍は速い。より正確に言えば、約一〇〇〇倍から五〇〇〇倍の堆積スピードだ。
「これなら使える……」と胸の裡で呟いて、研究担当員はダブル、トリプル・チェックをする。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-15 08:17:45
28506文字
会話率:43%
虎の威を借るネコチャンの話です。
小説投稿サイト『SONARS』(https://sonar-s.com/novels/ccd43744-01a6-41be-8347-f3b5f24a5607)、小説投稿サイト『カクヨム』(https://
kakuyomu.jp/works/16817330656309242188/episodes/16817330656309337320)にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-24 21:45:32
6224文字
会話率:22%
大学時代から絡み合う語り手、阿部と篠田洋介の運命。阿部は、嫉妬という獣に翻弄され、篠田と己自身を苦しめ続ける。篠田の亡骸を前に、やっと救いが訪れる。
この作品はNoteのそらのサイト(https://note.com/sora2021
07/n/n34490a4ccd3e) にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-19 22:47:36
4523文字
会話率:0%
殺し屋vs女性警察官の話。
無限回廊が今、廻りはじめます。
こちらのプリ小説アカウントで重複して投稿しています。
https://novel.prcm.jp/user/6d13f83d54c024449ccd2faef5a017817d9
13ac8折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-20 12:37:35
595文字
会話率:20%
1945年8月。日本は敗戦国となり、国民は「占領」という未曽有の事態に直面する。戦火で住む場所を失い、極度に物資が不足する混乱状態の中、誰もが先の見えない日々をもがき苦しみながら生きていた。戦後占領期である。
東京で叔母と暮らす大学生早
見能啓は、生活費や学費を工面するためにその語学力を生かしてGHQ内の一部署であるCCD(民間検閲局)で検閲官として働き始める。
生活に困窮しているとはいえ、同胞の郵便物を検閲するということに対してはじめは良心の呵責に苛まれていた早見であったが、やがて己の内に潜む未知なる一面に気付き始める――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-08 18:00:00
83107文字
会話率:53%
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…守れなかった。
俺は勇者として世界を救おうとして失敗した。
何が勇者だ。何が英雄だ。俺はこの手の中の物
ですら守りきれなかったんだ。世界が、魔王が、そしてなにより力の無い自分が憎い。
あぁ、もし、来世があったのならば。
俺は、今度こそ……!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-11 22:55:37
11723文字
会話率:52%