彼、遊部福はすごい探偵なんだ。――殺しの臭いがわかるんだってさ。
大企業の御曹司・小野寺アランは15年前の戦争ののちにでき、ヤミ市を元に発展をした「さいわい横丁」に通うことにハマっている。
バーやキャバレーや劇場に通うのももちろん目的だが
、彼にはなじみの人物がいる。
さいわい横丁で探偵事務所を営む遊部福(あそべフゥ)だ。彼は殺しの臭いがわかる探偵なのだ。
アランは恋人候補の竹原美津子に依頼を受け、彼に引き合わせに向かう。
彼女によると、とある殺人事件の容疑者にされているそうで、福に真犯人の証拠を見つけてほしいというのだ。
福とアランは夜の冒険に出かけるが――?
近未来×ミステリ。4つの奇妙な事件を扱った連作小説集。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-29 07:10:00
26720文字
会話率:54%
正式名称が《南東京市ヤミ市》で通称として《南東京マーケット》とも言われる。多種多様な物があり、中には《弱みの握り》《政権の軍艦巻》《裏金の握り》と言うネタも出す寿司屋もある。
壊れかけている中央駅からは色々の列車が国内だけでなく様々な世界を
もつなぐ。この《南東京マーケット》は路線が皇居前から中央駅までで総延長が0.93 kmにものぼる。
なんと言ってもこの区域の特色は目黒、港、中央、品川の4区で構成される南東京はの肝であるゆえ駅の中までワープステーションが多く設置されてるところである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-01 08:21:42
2888文字
会話率:0%
月夜の晩、悪徳孤児院から脱走を図った兄妹は山中にて追手に追い詰められつつあった。
その時現れた喋るネズミに導かれ兄と妹は半世紀の刻を超え終戦直後の東京にタイムスリップしてしまう。
第一章はライトに展開しますが、二章中盤以降はシリアスになり
ます。三章以降は女性に対する凌辱等、過激な描写が伴いますのでご注意下さい。
以前、なろうに投稿していた自作のリメイクです。
カクヨムにも放置してあります。
続きを書いたので少しずつでも投稿する……予定、です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-05 18:16:02
58897文字
会話率:49%
1945年8月。日本は敗戦国となり、国民は「占領」という未曽有の事態に直面する。戦火で住む場所を失い、極度に物資が不足する混乱状態の中、誰もが先の見えない日々をもがき苦しみながら生きていた。戦後占領期である。
東京で叔母と暮らす大学生早
見能啓は、生活費や学費を工面するためにその語学力を生かしてGHQ内の一部署であるCCD(民間検閲局)で検閲官として働き始める。
生活に困窮しているとはいえ、同胞の郵便物を検閲するということに対してはじめは良心の呵責に苛まれていた早見であったが、やがて己の内に潜む未知なる一面に気付き始める――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-08 18:00:00
83107文字
会話率:53%
第三次世界大戦が終わった東京市のヤミ市物語
最終更新:2018-02-27 14:55:58
263文字
会話率:0%