王太子殿下レオンハールとその護衛騎士であり親友であるギルバードの友情から始まり、二人のそれぞれの恋愛話をメインとしたお話です。
生まれた時から孤独を味わっていたレオンハールが八歳の時に話し相手として紹介されたのは同い年のギルバード。誰とも関
係を持つ気はないと突っぱねたのに、陛下の許可を得て毎日のように傍に控えるようになる。従者や護衛騎士とは違う視線が毎日突き刺さるのに耐えかねた彼は、ギルバードにも自分の苦労を味合わせようと一緒に勉学と稽古を受けさせることに。
そうしてなんだかんだと一緒にいることを許している内に絆されていき……。
一話完結予定。三話で終わる予定です。
一話目は恋愛なしの友情話。(王太子+護衛騎士)
二話目は王太子殿下の恋愛話。(王太子×公爵令嬢)
三話目は護衛騎士の恋愛話になります。(護衛騎士×王女)
話に区切りがつくまで書き切っているので、一話分の文字数が多めです(一話目は3万2千文字あります)
メイン主役は護衛騎士(ギルバード)ですが、どの話も他人視点になります。今の所ギルバード視点の話を書く予定はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-11 16:41:44
61776文字
会話率:54%
例え生まれ変わったとしても、俺と君はまた出逢う。
* * *
幼い頃から決められていた婚約者と、とうとう結婚する。
決して叶うことのない恋を。
叶えてはいけない恋を。
この胸に秘めたままで。
結婚披露の舞踏会。
たった一度だ
け視線を交わしたその時に。
今まで決して表に出さなかったこの想いが溢れてしまったのは、一瞬だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-09 10:00:00
19439文字
会話率:10%
「さー、今日の務めは終わったし、城を抜け出そうっと。……相変わらずユルいわね、この王城の警備。これマズいでしょ、心配になるわ。でも、お忍びの時は便利だし、しばらくこのままで様子を見ましょうか。私はイヴァン様の追っかけで忙しいのよ!! いつか
政略結婚させられる前に少し位、羽目を外したっていいわよね! 私、人に見向きもされない第四王女だし」
――――これは、綺麗で優秀な兄と姉が三人ずついる、末娘で気楽な立場の第四王女サーリャが変装して、騎士イヴァンの親衛隊初代隊長を張り、気付かないうちに人心を掌握していってしまうお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-12 16:12:08
27012文字
会話率:50%