1945年、戦場のフィリピン。
陸軍歩兵連隊の高天(たかま)がジャングルの塹壕で、敵の襲撃に備えていると、米軍の夜間爆撃が起きた。
部隊は散り散りになり、高天は負傷した仲間を連れて命からがら生き延びると、闇夜の森で危険な部族による夜襲を
受けた。
その部族は人を殺して食べる、食人部族だった。
仲間は食人族により無残に殺され食われる。
暗闇から襲ってくる恐怖に、高天の精神は限界に達しようとしていた。
そしてついに、食人部族と鉢合せし対決するのだが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-31 19:00:00
1976文字
会話率:11%
虎よ、虎よ、闇夜の森に燃え盛る。英国の詩人ウィリアム・ブレイク(William Blake, 1757-1827)の「The Tyger」(詩集「Songs of Experience(1794)」所収)を翻訳したものです。ウィリアム・ブレ
イクの著作権保護期間が既に満了していることをここに書き添えておきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-25 19:43:22
340文字
会話率:0%
ルナリアは魔法使いの学校にいる女の子、『光の魔法』がとっても得意です。でも、光の魔法でできるのは、光を生み出すことだけ。それも、月明かりのような弱い光です。おまけに、他の魔法はまったく使えません。
魔法が下手なルナリアは、いじめられて森
へと逃げこみます。そこにいたのは、七頭の人食い狼でした。
これは、ルナリアが光の魔法を武器に、戦い、運命に抗って、幸せをつかむお話です。
原稿用紙48枚、全2話でお送りします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-19 19:17:51
15760文字
会話率:43%
闇夜の森。背の高い木に一羽の影。その影は闇夜も切り裂く鋭い翼を持ちその影の眼は赤く揺らめいていた。まるで獲物を狙うカラスのようにギラギラと揺らめいている。「モクヒョウ、カクニン。」と呟くと影は狙撃銃のスコープを覗いた。その1里先には、炎(ホ
ムラ)一族の集落そして、窓越しに映る村長の遜炎。クロスバーを遜炎の頭に合わし、引き金を引いた。『ズパーーーーーーン』風ひとつない静かな森に銃声が鳴り響いた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-05-21 23:19:12
4485文字
会話率:62%