大学院博士課程を修了した土岐明は定職のないまま、指導教授岩槻の紹介で警察統計研究所で奇妙なアルバイトをすることになった。テーマは未成年者の事故死に関する統計調査で、事故死を減少させるための提言を求められていた。正所員の能美亜衣子と一緒に報告
書を作成する中で、特定の年から特定の都府県で若干死亡率が継続的に高まっている事実を発見した。報告書の参考にと直近の少女転落死の事案を定年間際の南條刑事とともに調査することになった。そこで遺体の近くに落ちていたメソポタミア文字△△△―のバッジの謎が浮上する。完成した報告書はマスコミの注目を浴び、少女の死亡率が高くなったことがテーマパーク開設と因果関係があるとテレビの情報番組で印象付けられた。千葉ドリムランドの渉外担当の永山奈津子から風評被害を訴えられた土岐は奈津子に心を奪われながらも不信感を抱く。南條刑事の依頼で土岐は千葉ドリムランドの業務で渡米する永山奈津子の素行調査をすることになった。アナハイム在住の南條の旧友の林博治の協力を得て自動車のナンバープレートと住居表示の4桁の数字3411に秘密の鍵があることをつかむ。帰国後土岐は永山奈津子と奈津子の運転手長田尊広に拉致監禁される。長田尊広に生殺与奪を握られた土岐は少女の遺体遺棄を手伝わされる。土岐が山中に投棄しようとした遺体は永山奈津子だった。土岐が南條とともに永山奈津子殺害の調査を始めたところ、長田尊広も殺害された。土岐は南條とともに、長田尊広の母親長田浪江と妻規子のアリバイを調べる。同時に、長田尊広の火葬に立ち会った中田老人を追求し、長期にわたり埋没していた少女殺害の驚愕の実態とおぞましい背景を剔抉する。迷宮化されていた戦慄の事案のほぼすべてが闡明されたあと、まだ残っていた未解明の謎について土岐は南條刑事から衝撃の告白をうける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-29 18:00:00
260268文字
会話率:50%
ヘッドハンターとコスプレマニアの女弁護士が繰り広げるラブコメミステリー
主人公は、フリーのヘッドハンター。夜の国道で、認知症の老人を保護する。その老人を迎えに来たのは彩乃、誰もが認める美しい女性。その事件をきっかけに、悟郎は相続を巡る裁判や
遺体遺棄事件などに巻き込まれて行く。ヒロインは、不思議キャラの女性弁護士の聡理(さとり)。コスプレマニアで悟郎に迷惑がられるが、一緒に仕事をして行くうちに、次第に惹かれあう仲に。ハロウィンの夜、殺人事件が発生する。血まみれのナースは誰か?そして、中軽井沢の別荘で、衝撃のラストシーン繰り広げられる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-13 10:49:43
62382文字
会話率:62%
ママがパパを殺した。
屋敷の使用人たちは、自らの意志で犯行の後始末を手伝った。
わたしも共犯者となり、土をかけられるパパを見ていた。
パパが死んでいることを、誰もが望み、疑うことはなかった。
最終更新:2019-09-15 12:00:00
3048文字
会話率:17%
戦後、陸上自衛隊 姫路特科連隊の夜間演習中に若い一自衛官が事故に遭遇し演習場の自然にできた古い井戸に転落してしまった。
味方部隊から離れて落ち込んでしまった深い井戸からのサバイバルでもがく途中に井戸の底からわずかに聞こえてきた3体のドクロ
との会話が理解できた。
その後細かい会話をして事件の真相がわかり井戸からの脱出に成功する。
その後に警察に3人遺体遺棄の通報をしたのちに事件解決に助力する。
このことにより「ドクロと会話できる」という自分の特殊能力を知った主人公 鬼頭は最初は眉唾モノ扱いをされるものの迷宮入りであった三つの難事件を警察の依頼により解決するのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-10 16:41:35
108770文字
会話率:42%
大阪府内で、遺体が遺棄されしかも火を点けて燃やされるという事件が三件発生し『大阪府内連続殺人遺棄・遺体焼損事件捜査本部』が大阪府警内に立ち上げられた。捜査にあたる重松猛男やその部下達は、同様の事件が府外でも複数件発生していることを突き止め、
事件は大規模な連続殺人遺棄事件へと発展していくが、被害者達の共通点が浮び上がらず犯人の目星はなかなか掴めない……。遺体を燃やす犯人の目的は一体何か? 重松達はどのように犯人を突き止めるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-11 10:09:36
114907文字
会話率:49%