【全体のあらすじ】
『ゲヘナ開門』――惑星間の短時間移動を可能にする装置、コズミックゲート。その試験運転事故は、後にこう呼ばれた。
それから四十年余り、コズミックゲートから地球に侵入した未知の生命体は『悪魔』と呼ばれ、人々の生活を荒らし
、それによって世界には犯罪が急増した。
その膨大な犯罪を取り締まるため、警察と軍が統合された組織「SAF」が誕生、悪魔や悪魔絡みの犯罪者、また普通犯罪者にも賞金を懸けるように。ゆえに、世界には『賞金稼ぎ』が存在するようになった。
また、『悪魔』を滅するには祓魔が必要で、よって世界中のあらゆる宗教が団結し、国際祓魔師協会を設立。
世界平和のために『悪魔』を祓う『祓魔師』が存在するようになった。
ポスト『ゲヘナ開門』後の世界に出現した『賞金稼ぎ』と『祓魔師』。この二つの存在を合わせた存在が『フリー祓魔師』で、「狩師(かりし)」という蔑称で呼ばれていた。
SAF、賞金稼ぎ、祓魔師、フリー祓魔師(狩師)。それらの存在が当たり前になった世界で、人類は『聖戦』を経て、悪魔と共存する世界に順応していた。
そんな世界の片隅、極東の島国・日本の、東京シティ西ブロック武蔵野エリア。
そこに、ゴシック様式の古い教会がある。
その名は『L&R祓魔事務所』。
フリー祓魔師リュカ・アルトワとその助手ローズが営む祓魔事務所だ。
これは、フリー祓魔師リュカとゴスロリ天才化学少女ローズが、賞金首を追ったり持ち込まれる事件に奮闘する物語。
コメディでちょっぴりほろ苦い、ドタバタ時々しみじみな五つのエピソード。
【『Episode1 Bonniy&Clyde』のあらすじ】
宇宙からやってきた未知の生命体(エイリアン)を人類が悪魔と呼んでいる世界。
悪魔と共存する世界で、フリー祓魔師リュカと助手のゴスロリファッションに身を包んだ科学少女ローズは今日も賞金首を追う。
ある日二人は、巷を騒がせている『悪魔の吐息』という違法ドラッグを、大量に組織から持ち逃げした賞金首クロウを追うことに。
クロウは恋人レナと一緒に逃亡、偶然二人と遭遇したリュカは『悪魔の吐息』の威力にボコボコにされた。
高額賞金と報復のためにクロウとレナを追ったリュカだが――。
『――剣と薔薇の名の元に、我汚れた魂を浄め祓わん』
恋人の運命を、レナは選べるのか?
リュカが下したある決断とは?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-03-03 12:00:00
24219文字
会話率:40%
公民館のような雰囲気の建物に入った私はポケットからメモ用紙を取り出した。
何度も出し入れしたからシワがついている。
ここの地下一階。金曜日の夜、つまり今日が集会の日らしい。
階段を下りドアを開けると、椅子が円を作るように並んでいた。
そこに
座る男女が私を見てにこやかに微笑んだ。
何かの映画で見たことがある。
酒やら違法ドラッグやら依存症に悩む者同士が集まり
そこで自分の辛い経験や話、依存症からの脱却を誓い、支えあう。
あの医者に勧められて来たけど、どうも気が乗らない。
私が自重したいのは酒やドラッグではない。
嘘なのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-08 11:00:00
7752文字
会話率:21%
毎日退屈していた。
何もやる気がおきない。
違法ドラッグにも手を染め、それはそれはクソ人間であった。
そんな俺がまさか神に召喚されるだなんて。
最終更新:2021-04-28 20:00:00
3681文字
会話率:38%
≪注意!!この作品はフィクションです。この作品に出てくる国家、企業、人名。またあらゆる物事は現実世界とは関係ありません。≫時は2024年。日本は安倍内閣が存続し消費税の増税とカジノ合法化の余波と外国人移民の大幅緩和による政策で不法滞在者が大
幅に増えた。特に横浜はその煽りを受け違法ドラッグが更に売買されるようになった。そんな、ゴミのようなある日アメリカ合衆国が中国のバイオテクノロジーを発展させ軍事化に用いようとしてることを国連にて発表した。対する中国は報復としてアメリカ合衆国の宇宙外生命体からの信号を受信し既にコンタクトをとっていると世界に発表した。これら一連の行為によって両国の信頼と名誉は国際社会において著しく地位を低下した。世界は混乱に陥り大恐慌が発生した、中東のイラクは神の裁きと神の聖戦への信託として近隣諸国に対し聖戦を宣言した。トルコはアメリカと中国の崩壊に対しEUに頼るも無視されロシアに接近する。東南アジアの諸民族は今後ASEANを筆頭にした第三陣営の世界の幕開けとして暗躍しはじめる。一方EUは世論は真っ二つに分かれフランスではアナーキストと共産主義者による新世界への始まりとして革命が始まった。
そして。。。日本。。。。
長年の蝙蝠外交むなしく両国が崩壊してしまい経済成長率は大幅に低下した。幸いなことか皮肉なことか日本人は自分は小市民だから関係ないよね。お金頂戴と政府に全てを丸投げした。しかし、安倍内閣も含め政府や地方行政のトップも今まで酒と料亭とカジノしかしておらず経済のけの字も知らないので自分の政党の後輩にまる逃げし自分たちは海外に避難した。
いまだ、何とか平穏を保つ日本。しかし、その甘えた幻想が消えるのは目前だった。だが日本人されど日本人は現実を見ようとしなかった!!!真実から目を逸らし、腐った嘘を真実とみていた。そんな日本に不満を抱く一人の青年がいた。彼の名は佐藤一(さとう はじめ)今は東大の経済学部に所属し学友たちと共にバイオテクノロジーに関する企業を立ち上げたばかりの若手起業家だった。彼は小学生の頃から日本国に不信を抱きやがて確信し日本脱出の為の金策として企業したのだ。これはそんな彼が友人たちと共にこの国際的大不況から”生き延びる”話だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-02 22:00:00
220文字
会話率:0%
双葉(ふたば)は同窓会で再会した武藤に、ライターの下請けをしないかと誘われる。不妊治療の費用が欲しい双葉は同意するが、武藤に命じられたのは、生めるのに生まない女を悪者にするプランだった。
彼女たちを取材し武藤に報告する内に、双葉は武藤を
軽蔑し始める。ところが心とは裏腹に、武藤への欲情が募っていって…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-11-21 16:13:25
28978文字
会話率:47%