地獄の底の、子守唄。逆子の上に、歯も髪の毛も生えていたあなたは鬼の子。
風に吹かれて、黄昏時に、人を喰らおうと、悪い遊び。
暑さ寒さも彼岸まで。お彼岸に、仏壇に供えた餅を喰らって、鬼となる。
芒野原。柳行李に、壊れた人形を詰めて、旅に出る。
いつまでも夏が終わらないと思うなよ、かき氷に秋雨前線。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-28 05:36:30
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むかしむかし。
丸一日以上かかったお産の末、足から出てきた逆子は、ようやく産声をあげた。
しかしその声は、これから起こる奇怪な出来事の前触れだったのだ。
最終更新:2021-07-28 23:00:00
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