冬至の日、登山に出た私は山中で滑落してしまった。携帯の電波も入らない中、極寒の夜も生き延びてしまった私は、折れた脚を抱えながらひたひたと迫る絶望の気配におびえる。あの夜中——不意に出会った狸の澄んだ鳴き声だけが、記憶の中でうつくしく光ってい
た。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-31 20:36:24
800文字
会話率:4%
とある世界に、1500年間。人類を恐怖のドン底に陥れていたフリークス(化物)がいた。
彼は求めていた。自分を討伐せしめる者が現れる事を。
しかし、ついぞその者は現れなかった。
絶望の中、彼に転機が訪れる。
世界を破滅に追いやったフリ
ークスが世界と言う壁を越え、異世界にやって来た。
彼は出会えるのか?自分をも打ち倒す者に折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-14 22:00:00
9619文字
会話率:12%