この世界が辿るのは四つの悲劇。
一つは、リース=アトラと共に没落した家を再興しながら、フーリア人との戦争終結を模索していく道。
一つは、ティア=ヴィクトールと共に戦争を終結させ、彼女の故郷を探す旅に出る道。
一つは、アリエス=フィン=ウィン
ダーベルと共に数々の困難をくぐり抜け、無人の荒野と化した新大陸へ入植していく道。
なぜこれらが悲劇なのか、答えは一つだ。物語の影で、たった一人の少女が犠牲となっているからだ。
残る最後の道でさえ、彼女が救われることはなかった。
だから、ある日『幻影緋弾のカウボーイ』という名のギャルゲー世界の登場人物となった俺は、彼女の救済を求めて、ゲーム上存在し得ない道(ルート)を開拓するべく戦うことを決意する。
その第一の条件が、序盤のやられ役となった俺が、完璧超人系主人公に勝つことで……。
(7月27日より公式コンテンツ「今日の一冊」にて掲載していただいています。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-09 07:30:00
2481867文字
会話率:26%
ある日、要は乙女ゲームの世界に聖女として召喚されてしまう。『ロイヤル♡ラブウォーズ』という、発売停止に追い込まれたクソゲーの世界に。
なぜ発売停止になったかというと、あらゆるルートで攻略対象の誰かが死ぬから。戦死したり処刑されたり行方不明に
なったり山賊に身をやつしたり……このまま彼らを放置するのはさすがに後味が悪い!!!!!
攻略対象とそれぞれの国を丸ごと救うには、ただの聖女じゃ足りない。要は全員を手玉に取る、悪女になろうと決意する!
建国にまつわる疑問点が見えてきたり、全力でパルクールをしたり――恋愛経験皆無の要は、果たして世界を救い、無事に日本へ帰れるのか。
(救国悪女と呼ぶことにしました!)
久々の小説投稿、どうぞよろしくお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-17 09:36:15
106789文字
会話率:27%