「緑衣の鬼」事件から一ヶ月、平穏を取り戻したかに見えた王都に新たな戦火が忍び寄っていた。
転移後の騒動の罪を問われた主人公真白雪(ましら そそぎ)は御所への喚問を受けることになる。朝廷の貴族たちに自身とヒロインの命を握られたましらは、あ
る人物の暗殺の指令を受ける。その標的は、本国に対する独立を宣言した、地方貴族の姉妹であった。平和に暮らす彼女たちの姿と朝廷からの命令の板挟みにあったましらは、重要な決断を迫られる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-08 17:01:37
124467文字
会話率:57%
テンプレにありがちなお姉さまばっかりずるいわ、って言う妹が勝手に自滅した話。
姉から何もかもを奪ってやったわ! と思っていた妹が、結局何一つ奪ってすらいないどころか姉を苦しめる事すらできていなかったという事実に気付いた時にはすっかり手遅れだ
った、っていうお話。
姉と妹の価値観の違いで争いにすらならなかった妹の独り相撲。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-21 08:51:42
8757文字
会話率:20%
「エリン、あなたの妹よ。」
今しがた出産を終えたばかりの母がベッドサイドに私を呼んで、生まれたてほやほやの妹を見せてくれた。
「かわいい...」
私がそう言うと、まだ名前も決まってない妹が私の指を掴んだ。そして、見間違えではなく確かに
嬉しそうに笑ったのだ。
あれから時が流れて私は13才になり、明日にはアカデミーに入学するため寮に入ることになっている。
それに異議を唱えるのは8才になった私の妹、オリヴィアだ。
「アカデミーでお勉強しなくちゃ私はなにも出来ない子になってしまうわ。」
「お姉様はなにも出来なくてもいいの!
だってわたくしが養えばいいんだもの!!」
8年間考えたこともなかったが、
これが普通の貴族の姉妹なのだろうと思っていたのだが、
もしかしたらオリヴィアは私の事が好きすぎて、行き過ぎているのかもしれない。
私の膝で大泣きする妹の頭を撫でながら、どう慰めたものかと考えてみるのだった。
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これは姉が大好きすぎる妹と、それに振り回される人々のお話しです。
キーワードの異世界転生、残酷な描写は万が一に備えてです。
今後物語の進み具合で変わる可能性があります。
ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-21 13:19:04
2841文字
会話率:36%