「────親権を譲ってほしい」
夫の浮気により、離婚することになった主人公は離婚協議の場で、そう言われた。
当然反発するものの……
「片親は可哀想」
「専業主婦だったお前の稼ぎで、養っていけるのか」
と言われ、渋々承諾。
慰謝料や財
産分与も、我が子のためかなり譲歩した。
それから、主人公はひたすら仕事に明け暮れる日々だったが……ある日、子供と再会を果たして!?
そこで、夫達のウソや秘密が露呈し、怒りを覚える!
迷わず、夫達へ抗議しに行くものの……更なる真実を聞かされて!?
悲しみと後悔でいっぱいになる主人公は、『過去に戻りたい……』と切に願う。
そんな時、『逆行しませんか?』という変なメールが届いて……?
藁にもすがる思いで返信すると、まさかの逆行に成功!
「────親権も、慰謝料も、財産分与も……今度こそ、何一つ譲らないわ!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-19 19:29:21
24730文字
会話率:26%
古隈明紀(こぐまあきのり)は、四十歳を迎えたある日、妻と娘に捨てられた。元々好きで結婚したわけでもなくただ体裁を繕うためのそれだったことにより妻や娘に対して愛情が抱けず、それに耐えられなくなった妻に三下り半を突き付けられたのだ。
財産分与
。慰謝料なし。養育費は月五万円(半分は妻が負担)という条件の一切を呑んで離婚を承諾。独り身となった。ただし、実は会社役員をしていた妻の方が収入が多かったこともあり、実際はコグマに有利な条件だったのだが。妻としても、自分達を愛してもいない夫との暮らしが耐えられなかっただけで、彼に対しては特段の恨みもなかったのである。
こうして、形の上では家族に捨てられることになったコグマはその後、<パパ活>をしていた女子高生、大戸羅美(おおとらみ)を、家に泊めることになる。コグマ自身にはそのつもりはなかったのだが、待ち合わせていた相手にすっぽかされた羅美が強引に上がり込んだのだ。
それをきっかけに、捨てられたおっさんと拾われた(拾わせた)女子高生の奇妙な共同生活が始まったのだった。
筆者より。
中年男が女子高生を拾って罪に問われずに済むのはどういうシチュエーションかを考えるために書いてみます。
なお、あらかじめ明かしておきますが、最後にコグマと大虎はそれぞれ自分の人生を歩むことになります。
コグマは結婚に失敗して心底懲りてるので<そんな関係>にもなりません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-08 06:00:00
112832文字
会話率:34%
経営する会社が倒産しそうになり、夫の慎司は「偽装離婚」を妻の梨奈に持ちかける。財産分与をした後に倒産すれば、別れた妻に渡したぶんは債権者に差し押さえられないと言うのだが……
最終更新:2021-08-18 21:38:41
3732文字
会話率:56%
私は縁切り代行屋。依頼を受けて誰かとの縁を切るお手伝いをさせていただいております。
今日の依頼は誰でしょうか。
なるほど、離婚の依頼でしたか。慰謝料も財産分与もしたくないと。承りました。
最終更新:2021-07-04 12:00:00
7715文字
会話率:29%
次期侯爵夫人エレクトラは、夫に愛想が尽きた。
離婚を言い渡し、実家に帰ったが、独身時代に絡んできた現宰相が視界の端をちょろちょろし始めた。
最終更新:2015-11-11 06:00:00
25202文字
会話率:39%
弁護士である私の元に、中村と言う男が訪ねてきた。
彼は、愛した女性が遺した娘に財産分与する遺言を書きたいのだと言う。
遺言書を作成して一年半後、中村は死に、私は遺言を執行するのだが……。
最終更新:2015-07-14 13:47:04
5840文字
会話率:22%
その男、名はハン・ミングク。我が主(あるじ)にして、いわく言い難い“変わり種”。しばしお時間いただけるなら、みなさまに我が主、お目にかけたし。
最終更新:2014-05-29 09:00:00
13908文字
会話率:21%