辺境伯家の令嬢アデリエーヌは、才色兼備なお嬢様。王都で陰謀に勤しむ父君と、戦争のことしか考えてない兄君に代わって、母亡き後の辺境伯家を切り盛りしている。
この働きすぎの17歳の癒しのひと時。それは、田舎出身の侍女マリオンが供する一服のお茶だ
った。
しかしこのマリオン、お嬢様激推しで、裏ではあんなことやこんなことをしてしまうイケない子だった!
その一方、王位継承に絡む政権闘争の果て、謀略・裏切り・毒殺の嵐が吹き荒れる王都。そしてその暗雲は、アデリエーヌたちがいる辺境伯家にも迫ってきているのだった……。
※身分差百合に翻弄されるアデリエーヌとマリオンを愛でるお話です。
※全6話予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-27 18:20:00
20237文字
会話率:23%
今とは違う時代。此処とは違う場所・・・
時にフェアリア暦 新皇紀176年。
フェアリア皇国と隣国ロッソア帝国は、数次の紛争の末に全面戦争へと突入していた。
<この物語は東の端の国から移住し家族を戦争で奪われた、とある少女の戦闘記録である
>
戦争は、人の心も体も蝕む。
闘いの中、少女の心は次第に麻痺していくのです。
自分が撃つ砲弾によって数多の命を奪う事に。
優しい心を傷付け、手は仇為す者を打ち破る度に震えなくなり、瞳の色は次第に澱んでいく。
少女は只、生き残る為に優しき心を封印して仲間と共に闘うのです。
やがて来る自らの終末に怯えながらも・・・
ミハルは壊滅した戦車連隊の只一人の生き残り。
地獄の戦場から帰って来ても誰からも相手にされず、挙句の果てには(死神)呼ばわりされていました。
そんな彼女に転属命令が下されました。
陸戦騎独立第97小隊。
主人公ミハルがこの辺境の小隊にやって来た時、運命の歯車が廻り出すのです。
この物語の世界が・・・終わりを迎える時、何を観るというのでしょう?
数々の出会い、そして別れ。
ミハルは闘う事に悩み苦しみながらも、一人前の魔砲少女として成長していきます。
その魔法の力で守ろうとするのは、もう一人の<双璧の魔女>との約束。
己の宿命に翻弄されながらも・・・たった一つの願いの為に闘い続けていくのです。
碧き瞳に宿る古の力と運命を背負い、今日も戦場を駆け巡る・・・
希望の輝きは・・・永久に・・・
2年間の連載を続けられましたのも皆様の応援あっての事。
ここに感謝と御礼を!
「魔鋼騎戦記フェアリア」完結
(注)この物語には剣と魔法、そして我々の世界で活躍した戦車達が少女達によって戦闘を繰り広げていくファンタジーです。主人公の女の子達が繰り広げる百合有り、家族愛有りのなんでもござれ!的ヒロイックヒストリー。「魔砲少女(Magical Gunner Girl)ミハル」を今後とも宜しくね!
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会話率:29%