振り返ると、ここ数年で大勢の身内が亡くなりました。わたしのいとこも五十半ばで亡くなりました。死に顔になった固まった動かない顔をみると、込み上げてくるのは本当に小さかった頃の情景一枚でした。
ー ずっと帰りを待ちわびて、橙色の帽子をかぶ
った保育園児の彼女がアパートの外階段を登ってくる、近づいてくる
あんなに暑かった夏でさえ秋が深まれば過去になっていく。そんな感慨にふけったら、しみじみと文字が連なりました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-13 10:03:04
1260文字
会話率:0%
僕には小さい頃から好きな女の子がいる。それは隣家に住む『りんちゃん』こと倫子。同い年。初めて倫子と会った時、母親の影に隠れて恥ずかしそうにモジモジしている彼女を見て、僕は恋に落ちた。ーーー『意地っ張りの気持ち』を読まなくても単独で読めると思
います。(読みにくかったらごめんなさい。)甘酸っぱい&ほっこり恋愛小説を目指したはずが、悠人編は腹黒執着系微ヤンデレ(?)かつヘタレ男の小説となってしまいました……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-22 22:34:11
6581文字
会話率:7%