新卒でとある会社に入社した私。しかし、知識もスキルもなく、要領よく仕事ができず上司からは怒鳴られてばかり。そんなある日、自宅アパートの外階段で一匹の虫を見かけた。
すぐにどこかへ飛んでいくと思っていたが、虫の数は日を追うごとに増えていく
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-02 10:31:12
5538文字
会話率:30%
振り返ると、ここ数年で大勢の身内が亡くなりました。わたしのいとこも五十半ばで亡くなりました。死に顔になった固まった動かない顔をみると、込み上げてくるのは本当に小さかった頃の情景一枚でした。
ー ずっと帰りを待ちわびて、橙色の帽子をかぶ
った保育園児の彼女がアパートの外階段を登ってくる、近づいてくる
あんなに暑かった夏でさえ秋が深まれば過去になっていく。そんな感慨にふけったら、しみじみと文字が連なりました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-13 10:03:04
1260文字
会話率:0%