転勤で離ればなれになるのを境にして文通を始めた、幼馴染の美崎と「僕」。
日常会話の感覚で交わされていたはずの手紙は、ある日、唐突に届かなくなって──。
※本作は千羽稲穂さん主催「青春アンソロ2」参加作品に加筆・訂正を行ったものです。
最終更新:2020-12-29 19:14:52
11360文字
会話率:12%
──2014年9月。
震災被災地ボランティアとして宮城県気仙沼市に降り立った少女・花は、いまだ破壊の後の生々しく残る被災地の状況に大きな衝撃を受ける。
「私にできることって、何だろう」「私は本当に、ここへ来てもよかったのか」
ボラン
ティアとして様々な職務に取り組みながら自問する日々も、気付けばいつしか最終日の前日に。翌日を気にして眠れずにいた花のもとに、その晩、現れたのは──。
東日本大震災から五年半が経った今、「非被災者」は被災地域とどのように関わっていくべきか。
作者の体験をもとにした、半フィクションの震災小説です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-30 22:00:00
54809文字
会話率:32%
「僕の曽祖父は満州馬賊だった」
かつて被災地に独り戻り、変死した曽祖父。僕、秀平修馬と後輩の二水は、文化財保護の被災地ボランティアで訪れた被災地の街で曾祖父の隠された真実を知る。
それは半世紀以上のときを越え、現代に蘇った満州馬賊たちの数奇
な運命だった…
戦火に埋もれた過去と被災地の現在が交錯する、
ミステリサスペンス。秋のミステリフェア、全17話完結です☆折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-17 20:58:27
31339文字
会話率:40%