子供の頃昆虫に心を惹かれた人は多いだろう。
優雅に飛ぶ蝶、行列を作る蟻、蝗の後ろ脚の力強さや、蟷螂のフォルム、甲虫や鍬形虫などに心を踊らせたことも。
しかし、多くの人がどこかで、ダンゴムシの裏側を見たとか、害虫と呼ばれる虫に嫌悪感を抱い
たとか、そういったことから虫に対しての興味をなくす。
好き嫌いは誰にでもあることで、それは当然の権利だと思う。
ただ、僕。
羽山 蛍は、虫への興味と憧れが尽きず、社会人になってもその憧れを追い続けていた。
しかし、不慮の事故で命を落とし、気付いたら異世界へ。
暗い穴ぐらの中、僕はGになっていた!
何としてでも生き延びる!
異世界サバイバル物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-04 21:07:29
31116文字
会話率:3%
ある一匹の蟷螂が語り手となり進行する物語。
果たして蟷螂にとっての幸せとは何か。
生きるとは何か。
愛するとは何か。
最終更新:2016-09-22 12:34:01
11349文字
会話率:54%
隣の家の、紀伊自生。大人を前にするときと、私しかいないときで態度の違う少年。
隠された空虚さ、虚ろな目の人形じみた顔。
そんなミズキが少年らしい無邪気さを出す瞬間。
それを見るたびに、私は悟らずにいられない。
ああ、きっと。
きっといつか
、私はミズキに殺されるのだろう。
誰もがしたことの有るだろう『遊び』。
常軌を逸したミズキの行為。
耽る『遊び』の代償を、きっといつかミズキも受け取る。
だけどそれは、私が殺されるのと、どちらが早いのだろう…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-25 23:19:54
2973文字
会話率:3%