虫愛づる姫君(堤中納言物語より)を現代語訳してみました。
平安の世の、理系娘だろうか。
とにかく喜劇になります。
現代日本とのギャップをお楽しみください。
最終更新:2019-04-17 22:00:00
5735文字
会話率:31%
高校三年生の小島美千子は生物部の部長。趣味は蝶の幼虫の観察。理系志望なので古文は苦手。
そんな美千子が母親に京都での着物ショーに平安時代の十二単のモデルとして駆り出され、下人役の幼馴染みの隆浩とともに出演中、ステージの上ではしごから転落。気
がつくと夜の尼寺の庭に隆浩とともに倒れ、言葉が通じない尼僧たちに介抱されていた。
翌日、美千子と隆浩は東山に登って京都を一望するも、眼下に広がっていたのは昔の平安京。
タイムスリップしたことを知ってパニックとなった二人だが、美千子は十二単を着ていたので貴族の姫として扱われ、尼僧の兄の老人である大納言に養女として引き取られた。
現代の小市民の一女子高生が、平安時代の貴族の娘に……。
ところが、この大納言、蜂を飼うのが趣味で、それに誘発されて蝶の成長の観察という自分の研究テーマへの意欲が、平安時代において再燃した美千子だった。
この作品は「歴史小説フリマ( http://www5b.biglobe.ne.jp/~freema/index.htm )」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-02 22:55:35
75742文字
会話率:44%
国後六郎が目覚めると、その身は不快害虫になっていた。
文豪カフカが描いた前例に囚われることなく、六郎は一路、学校を目指す。
そこには、彼が愛する高嶺の花、脇田理恵子がいるのだ。
昆虫になってしまった、気難しくもストーカー気質の少年と、
人
とは変わった感性を持った美しい少女の、心の交流を描く物語。
※ダチが女になりまして。二年目のスピンオフですが、本編を全く読まなくても問題ありません。
※不快な表現というか害虫が描かれています(((折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-11-24 16:22:01
3562文字
会話率:18%
平安時代の古典『堤中納言物語』「虫めづる姫君」の冒頭を脚色して始まる、左大臣の姫と天狗の物語。
最終更新:2013-07-28 22:37:28
13501文字
会話率:38%