ハーフリングの見習い航海士ヴェラは、ある日の仕事帰りに立ち寄った安酒場で、ノエルと名乗る人物と出会った。
聞き上手なノエルに乗せられ調子に乗って愚痴をこぼすうちに、前後不覚になるまで酔わされたヴェラはノエルに連れて帰られてしまう。
そして翌
朝気が付くと、裸に剥かれてベッドに寝かされていた上に、覚えのない契約書にサインさせられてしまっていた。
仕事を辞めさせられ、このまま色町に売り飛ばされると思って絶望するヴェラ。
そこに元の職場の仲間達が助けに来てくれたかと思えば、彼らは逆に脅迫と暴行で衛視に捕まってしまう始末。
いよいよ自分の色町行きは確定かと思ったヴェラだが、どうやらそういうわけでもなかったらしい。
ノエルに詳しく話を聞くと、ヴェラは元の職場に騙されていたというのだ。
ヴェラの技量ははとっくに一人前以上だったのに、見習いの給料でこき使われていたのだと。
衝撃の事実を知らされ、状況の急展開についていけないヴェラは、さしあたってノエルの仲間集めに協力することに。
父にきちんと仕事を教えてもらえず、いつまでも認めてもらえないドワーフの船大工見習いローザや、いずれ親の作った借金のカタに連れていかれるのが目に見えているエルフの見習い医師エッテを、誘拐同然の方法で仲間に引き込むノエル。
救われたのか騙されたのか、どちらとも取れる状況に翻弄されるヴェラたちに、ノエルは今後の目的を告げる。
それは海の底に眠る少女の救出から始まる、世界の救済だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-19 06:00:00
54502文字
会話率:55%
ハンマーヘッドシャークと頭痛について。
最終更新:2018-07-15 12:00:00
6395文字
会話率:0%
海洋国家ひしめくラルガ海。帆船行き交うその海には、数多の船乗りが恐怖する海賊がいた。
沿岸部の集落には手を出さず、軍籍だろうと大型帆船ばかり狙うその海賊は、いつの頃からか『船狩り海賊団』と呼ばれた。
数多の船乗り、海運事業者、保険業者
、国家を泣かせ、船大工に悲鳴を上げさせるその海賊には、人々が知らない本当の目的があった。
これは、船狩り海賊団唯一の戦闘人員『アンドゥ・オプトレア』が紡ぐ、文明をいじめる物語。
※※※
先史文明チート系です。超科学、所謂SF要素ありです。
主人公組は訳あって反国家群活動をしています。決して大多数の正義ではない事を予め警告しておきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-01 18:51:44
44966文字
会話率:41%
海賊船に乗った双子の船大工と、その周囲の物語
2018/5/24
全文校正版に置き換えました。
挿絵、書き下ろしつきの製本版はBoothで取り扱っております。
https://booth.pm/ja/items/669223
最終更新:2017-05-21 18:35:59
55597文字
会話率:44%
ドーナツ状の大陸・ガワが魔王領・シンを中心に回転する世界、ツナード・ルワマ。
15年ごとに復活する魔王を倒すために選ばれたのは、船大工の娘マウである。
か弱き少女マウの手に、勇者という荷は重すぎる。けれど彼女は旅立ちの日を迎えてしまった。
――これは、マウの旅立ちから幾日後かに、魔王領・シンにて見つかった、とある手記である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-13 17:00:00
34994文字
会話率:7%
善と悪、それが本当にそうなのか。
善には善の、悪には悪の言い分がある。どちらの主張も自分が正しいと思っている、だから争いが絶えない。自分とその兄弟、以外全てを殺された。内容は、近代化している部分とそうでない部分が混ぜております。物にはそれぞ
れ、神様が存在している。八百万の神、三世界の平行世界でのお話。古代的な事柄と、近未来的な事柄が入り混じる。世界は移り変わっても、好きだった事柄は自分の成長と共に頭の奥にしまわれる。しまったはずの事柄が何かの拍子に思い出し嫌な時、良い時の大きく分けて二つあります。主人公の目的は、今のところ、一つですがそれか終わってしまっても次の目標が生まれます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-27 06:42:55
1982文字
会話率:78%