前夫との不幸な結婚によって、身も心も枯れ果てていたケイティ。そんな彼女のもとに、かつて侍女として仕えていた王子が現われる。弟のように感じていた王子が立派な青年になっていたことに感慨を覚えるケイティだが、彼は意外なことを言い出した。
「僕と
結婚して欲しい」
どうやら王子は、十年前に交わした婚姻の約束を果たそうとしているようだ。ケイティはプロポーズを断るが、長年彼女を想い続けてきた王子は簡単には諦めてくれなくて……?
これは、辛い記憶を引きずる令嬢が、王子に愛される内に本来の明るさを取り戻す話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-11 12:30:12
6414文字
会話率:41%
むかしむかし。
舟遊びをしていた男が、川の真ん中に浮かぶ小刀を見つけた。
見事なこしらえを施されたそれは、どこぞの名家の持ち物かと疑われたが、あてはまる家は見つからない。
しばらく預かることになった男だったが……。
最終更新:2021-04-02 20:00:00
3183文字
会話率:5%
朝霧に誘われた河原で、土器の欠片を拾った。
勤めている料亭で、常連さんに誘われて、屋形船に乗ると、そこには3人の相撲取りが乗っていたのだった。
最終更新:2016-07-30 22:11:09
5207文字
会話率:12%