「縁結びの神は、縁切りの神でもある」
宿縁から逃れるためにお社に駆け込んだ環は、悪しき宿縁を断ってもらうためにこれまでの人生を神様に語ります。神様は縁を切って新しい縁を結んでくれるのでしょうか。
R15と残酷描写は、そう感じる人もいるかもし
れないので、という程度ですが、保険として。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-04 17:44:11
16638文字
会話率:52%
大旅籠の主が語る、脇本陣で起きた江戸話。
最終更新:2021-01-03 12:52:53
6330文字
会話率:5%
尾張名古屋は熱田宿。東海道第41番の宿である。
東海道随一の規模を誇った熱田宿。本陣2軒に脇本陣1軒。普通の旅籠が約250軒もあり、人口が1万。地方の城下町を凌ぐ規模である。
その熱田宿でもぐりの客引きをして日銭を稼いでいるお茂。先祖
が鼻緒を商っていたことから鼻緒屋お茂と呼ばれている。
生きがいを失って惰性で暮らしているお茂を気遣うのは、幼馴染の喜助。今では目明しである。
ある日、お茂は喜助に頼まれて路銀に困っている旅人の面倒をみることになる。といっても、ただで泊めるわけではなく、素泊まりにするかわりに格安にしてやるというもの。やがて喜助が難題をもちこむ。行き倒れになった旅人の子供を面倒みてやってくれというもの。
しかたなく子供を預かったはいいが、しだいに数が増えてくる。
ただ遊ばせているだけではいけないと、お茂は旅人相手の商売を思いつき、子供とともにやってみる。
お茂と喜助。喧嘩しながら生きがいさがしの日をおくる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-20 14:00:00
67647文字
会話率:47%