十年前、母は六歳の私に、「お夕飯までには帰って来るからね」と言って仕事に行き、そのまま行方知れずになった。残された私は、大家さんの計らいで、大家さんの家で、大家さんの娘と一緒に、下町で暮らす事になった。残された母の持ち物の中には、立派なドレ
スが一着入っていた。ドレスを「お姫様のお洋服みたい!」と小さい頃から気に入っていた、大家さんの娘であるシャルロッテが、王子様の誕生祭の日に、どうしても着たいとお願いしてきたから、私は快く貸したのだ。……あくる日まで待っても、シャルロッテは家に帰ってこなかった。そしてやってきたのは、立派な身なりの貴族様で……公女様の面倒を見ていたお礼だと、たくさんの金貨を渡してきた。娘を返せと怒鳴った大家さんたちと一緒に、私は引っ立てられて行き……シャルロッテが、行方不明となっていた公女様の娘と勘違いされた事を知る。……たぶんそれ、私なんだけれども……って、母さん塔の中に幽閉されてんの!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-10 17:00:00
239339文字
会話率:47%
ある日『アタシって超美少女じゃない?!』と気づいたドロシーが親や親戚、複数の令息を魅了しついには王子をゲットする。王子の婚約者を押し退け自分が新しい婚約者になり結婚したまではよかったがそこから真っ逆さまに転落していく話。
主人公だけど主人公
ではないざまぁされちゃうお話。
※ゆるゆるな設定なのでおおらかな目で見てもらえると助かります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-12 13:23:01
108873文字
会話率:30%
「トウカイテイオーは美少女じゃない。競走馬だ」
1990年代前半、トウカイテイオーの出走レースと主人公の馬券にまつわる物語。筆者の実体験をベースにしたフィクションです。
最終更新:2022-03-05 16:50:12
22589文字
会話率:16%
僕と幼馴染のみのりには不思議な能力が発現した。
二人揃って未来の自分達へと意識が憑依するっていう能力なんだ――。
仲はいいけど男女の幼馴染という意識が薄い中学生ふたりが、未来の自分たちがしていることを覗き見したあと、戻ってきたら?
「…
…まだ純真だった頃の私たちに戻りたくなる」
見せられたのはちょっと刺激が強すぎる未来なんだけど、感謝してる。
それが、僕と幼馴染の関係を変えてくれたから。
※形式上は連載にしていますが短編&その後の二部予定。短いです。
幼馴染視点その他、続きを書いたらあとから追加します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-15 17:00:00
8463文字
会話率:29%