鬱屈とした攻撃性と、蟻と、緊急停止ボタン
最終更新:2025-01-16 01:08:57
2063文字
会話率:42%
会下綱位高校に通う高校3年生の根岸田ゆいは、明るく天真爛漫(いわゆる陽キャ)な性格で友好関係も広く、日々充実した生活を送っていた。しかし、ゆいは休日に友達とショッピングをし、帰路へ着こうとショッピングモールの下りエスカレーターへ乗った際に事
故が起きた。エスカレーターに乗り、ゆいは一番後ろから前にいる友達と談笑をし、降りようとしたその時! ゆいの履いていたバンプスのヒールがエスカレーターの踏段の凹凸の隙間に挟まり、うまく降りれず転んでしまう。そしてゆいの着用していたワイドパンツがエスカレーターに巻き込まれ始める。いきなり起きた緊急事態にゆいはテンパり、緊急停止ボタンを作動することも忘れてしまっていた。声すらなぜか出せなかった。気づかず前へ歩き進めていく友人達、ゆいは今自分がどうすればいいかわからなかった。
「もう……夢でしょこんなの……!」
と目を瞑った瞬間ゆいは謎の青白い光に包まれ、目を開けるとそこはみたことのない神秘的な空間であった。その空間には、とても綺麗で清廉な黒髪の女性がポツンと椅子に座っていた。黒髪の女性は笑顔で問いかける……
「どうでしたか?夢の中で過ごした18年は」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-15 17:00:00
19083文字
会話率:53%
こういうことはできれば二度と経験はしたくない。
最終更新:2021-05-31 00:00:00
280文字
会話率:0%
先生!NTRは派閥に入りますか!?
最近はマッサージ屋さん、エレベーター緊急停止、宅急便のお兄さん辺りかと…
最終更新:2020-08-16 04:58:39
403文字
会話率:0%
現代より少し未来の地球において、警備ロボットの現場監督をしていた金剛寺良太(こんごうじりょうた)36歳独身。大学時代に武術師範だった実家を家出し、独り身で生きてきた。
夜勤明けで早朝に帰宅する毎日、最近は侵入者の対処はロボット任せで鈍る感覚
。
そんないつもと変わらないはずだった日常に舞い込んだトラブル。
そう原因は分からないが、よその警備ロボットが暴走して、人々を襲い始めたのだった。
緊急停止の方法を知る立場と幼少から鍛えさせられた武術でどうにかすることにした良太だったが、緊急停止に成功したと思った時の油断で心臓を貫かれてしまった。
かすれゆく視界の中でロボットが完全停止するのは確認できた気がした…
目覚めたときそこは、西洋風の部屋にあるベットの上だった。
しばらくして自分がアルという今年6歳になる少年で、使用人一族に生まれたことを思い出す。
そして思い出すのはそれだけではない、とてもわがままなお嬢様の存在である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-24 01:10:32
11350文字
会話率:26%
保根治ファンクラブから引用。
最終更新:2016-03-28 21:04:31
301文字
会話率:0%
一粒のサプリメントで一日分の食事が賄えるような時代で、カンザキアサギは古い文化を重んじていた。
ただの嗜好品となってしまった飲食物に愛着していて、特にコーヒーを好んで飲んでいる。
技術が革新していく一方で、その必要性を問題視している一人がア
サギだった。
なかでもアサギの頭から離れられない疑問が、十年前に実用化されたテレポート技術にあった。
人類が実際に生み出したテレポート技術は、目的地に対象を複製して、オリジナルを消去する事によって擬似的に移動するような技術だった。
しかしコピーしてできた人間は本当にオリジナルの人間と同じ人間なのか。
この疑問が当時世間で問題となり、テレポートが普遍した今もアサギを悩ませている問題だった。
その問題を追及する為にアサギはテレポートの管理員として会社に勤めていた。
毎日のように人間をコピーして消去する仕事を長年続けてきた。
それでもテレポートの真実を見出す事なく時が経ち、アサギは婚約して家庭を持っていた。
愛する夫アインと幸せな日常を過ごしていたが、ある日アサギはアインの身を案じさせる悪夢を見る。
(ここから先はネタバレを含みます)
ただの夢と気にする事はなかったが、その日アサギはアインをテレポートする出来事に見舞われた。
コピーが済んだとはいえこのままアインを消してしまってもいいのかと葛藤したアサギは、真実を見出せないまま高出力レーザーでアインを消去する。
ところがその途中で緊急停止ボタンを押してしまい、アサギはそのアインの鮮血を見る事になった。
弔うつもりで再びレーザー光線の熱へとアインを送ったアサギだったが、もう一人のアインが帰ってきて、いつもと変わらない日常へと戻った。
普段通り二人で朝のコーヒーを飲んでいたが、今までの飲めなかったブラックコーヒーをアインが飲めるようになったと気付く。
もしかしたらテレポートでコピーされたアインは本物ではなかったのではないかとアサギの中に疑問が残るが、真実はわからないままだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-21 22:06:59
12888文字
会話率:15%
ロケットで君に逢いに来たよ。目が眩みそうなくらいの速さで、今すぐ君に逢いに行く。君とずっと一緒にいる、嘘じゃない、嘘なんかに私がさせない。
最終更新:2012-07-27 20:02:41
626文字
会話率:15%