心が乱れたり、塞いだりすることは、この世界にいたら、どうしょうもないほどに、ある。あなたのことが好きで、一緒にいたいよと言ってみても、どうしょうもないほどに、時は、経ってゆく。気がついたら、終わりのときかもしれない。ああ、花よ、この心を
踊
らせてほしい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-16 21:35:30
394文字
会話率:0%
これは様々な人達の蒐集談。
老若男女は当然で、時代も背景も環境も違う。
だから、その数だけ人の生き方。そして、終焉も違う。
それを見届けて、導いたモノたちも、やり方も、方法も。
だけど、それは長短もあり、美しくも醜く、そして近道したり遠
回りして。
終わりのときに寄り添い、導いて辿り着く場所のために話を聞き、解決や氷解をさせ、背中を押す。
そんな仕事や役回りだって必要だ。
世間の人の目には映らず、功績もなく、淡々と。
現でも、現世でも。
それは変わらない。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-05 03:13:18
18704文字
会話率:48%
父親の勝手な都合で修道院入りさせられたシャルロッテ。
そんな彼女はひとつだけ魔法を使うことができる。
それは、生後一年以内の子猫とお話しできる魔法だ。
そして彼女にはその魔法を使ったある楽しみがあった。
夜、修道院を抜け出したシャルロッ
テは子猫に導かれてとある場所へ。
そこにはシャルロッテと同じように、
生後一年以内の子犬とお話ができる魔法を使う彼がいた。
シャルロッテは彼をドギィ(子犬さん)と呼び、
彼はシャルロッテをキティ(子猫さん)と呼ぶ。
お互い、素性は知らせないまま、
同じ魔法が使えるから意気投合し、二人は時々こうしてお話をする。
わかっているのは、ドギィが騎士候補ということだけ。
息苦しい修道院生活の中、このお話しの時間は唯一の楽しみだった。
だけど、そんな楽しい時間にもついに終わりのときが来てしまい――、折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-18 13:00:00
16350文字
会話率:28%
君はきっと傾世の女だね
彼は突然そう言った――
永遠に近い時を生きた吸血鬼とTS少女の話です。
最終更新:2020-11-23 20:00:00
3281文字
会話率:37%
平穏を約束された地。
水龍の加護を受けた島国。
変異は気が付かないうちに忍び寄る。
後に『東の最果て』と呼ばれる伝説の国。
その国の遠い過去のお話。
最終更新:2019-11-07 09:04:00
6302文字
会話率:42%
辺境に位置し、あまたの幻想種の棲まうファンバード地方。年老いた領主は病床に伏し、静かに人生の終わりのときを迎えていたが、心残りがひとつあった。それは帝都で近衛騎士をしている一人息子――無鉄砲で無軌道で無茶苦茶な後継者――アクネロのことだっ
た。やがて老人は息を引き取り、残されたメイド二人は後継者となったアクネロの面倒を見ることとなったが、それは誰にも予測しようがない常識はずれの波乱の幕開けであった。
邪知暴虐なる若き領主様による幻想粉砕系ファンタジー。カクヨムにも掲載してます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-30 12:00:00
133586文字
会話率:34%
終わりが近づき、男は庭に置いたソファーでその時を迎えようとしていた。
最終更新:2016-01-04 17:38:09
1840文字
会話率:0%
交通事故で死んだ主人公佐藤有希子は可愛い幼馴染を見守りながら上界で楽しく暮らしている。ある時、彼女にとうとう終わりのときがきたのか体中が痛みだし、幼馴染の悲痛な声が聞こえだす。
最終更新:2012-02-21 18:25:40
25561文字
会話率:45%