ニコレッタは卒業パーティーで、見覚えのない相手から婚約破棄される。
ニコレッタは常に笑顔を絶やさないことから、「糸目令嬢」と呼ばれ周囲に舐められていた。
「マクシミリアン、あの方どなただったかしら?」
「ピーター・クライン。 お嬢様の
婚約者候補の一人だった男でございます」
「あーいましたわね、そんな男」
婚約破棄をきっかけにニコレッタは開眼する。
そこからニコレッタと有能執事の反撃が始まる……!
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折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-20 12:21:11
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単なる容姿の特徴ではない!
糸目でなければならぬ運命が、この令嬢にはある!
文武両道、容姿端麗、手繰る双剣は閃光の如し。
フィルル17歳、恋路を阻む者は遠慮なく破断いたしますっ!
1900年前後の日本の文明と、西洋ファンタジーの風景。
そ
れらを併せ持つ異世界の物語。
陸軍と海軍の要衝が併存する、古都・ズィルマ。
その地では細い目、いわゆる糸目が美しいとされている。
常に瞳を伏せた寝顔のような「上弦・伏せ糸目」。
常に微笑みを称えているような「下弦・笑み糸目」。
常に水平な「弦・糸目」。
古都・ズィルマには、そのような糸目を美しいとする慣習がある。
ズィルマの豪族の娘・フィルルは、下弦・笑み糸目の持ち主。
長身、優雅、博識にして、双剣の扱いに長ける文武両道の令嬢。
そんなフィルルは、大の眼鏡男子フェチ。
結婚するならば眼鏡男子と、強く心に決めている。
しかしこの古都・ズィルマでは、眼鏡は野暮とされている。
上玉眼鏡男子は、ほぼ幻の生物。
とある事情で、一年以内に婚約者を決めねばならないフィルル。
上玉眼鏡男子と婚約するまで、意に沿わぬ縁談を斬って斬って斬り捨てる!
※ネット小説大賞12応募作品。
※本作品は「カクヨム」でも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-01 11:30:00
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会話率:44%