社会人1年目。
仕事を頑張ってはいるけれど、「誰の役に立ってるんだろう?」という気持ちが拭えなかった。
そんなとき出会ったのは、地域ボランティアサークル「太陽の会」。
そこには、「人のために」と集まった大人たちがいた――けれど、現実はちょっ
と想像と違っていた。
理想と現実の間で揺れる、新社会人の成長物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-21 19:00:00
17932文字
会話率:31%
幼い頃からいつも一緒だった陽菜、結花、太一の三人は、どんなに離れても「正直に話し合おう」と誓った大切な友情を育んでいた。けれど高校2年生の春、クラス替えをきっかけに、それぞれの道が少しずつずれていく。片想いを続ける結花の「好きな人」と偶然深
く関わってしまう陽菜、そんな二人の変化を見守る太一。そして葛藤の末に気づく、それぞれの本当の気持ち——。
親友を大切に思う気持ちと、新しく芽生える恋心のはざまで揺れ動く彼らの姿は、切なくも瑞々しい青春の一瞬を映し出す。嘘をつけば誰かが傷つき、正直になれば自分が傷つくかもしれない——それでも「本音で生きる」ことを選んだ先に見える、新しい友情と自分らしさとは?
----------[作者から読者へ]--------------
本作は、友情と恋のあいだで揺れ動く高校生たちの心情を繊細に描いた青春ストーリーです。部活動や文化祭といった高校ならではの行事を舞台に、憧れや戸惑い、そして本音を隠してしまうことで生まれる葛藤がリアルに綴られています。
過去に交わした“小さな約束”をきっかけに、心を隠すのではなくさらけ出すことの大切さを学んでいく登場人物たち。誰もが通り抜けてきた、あるいは現在進行形で体験しているかもしれない「等身大の悩み」を、まるで自分のことのように感じられるはずです。彼らが見つける答えは、きっと読者のあなたが探している答えの一つにも重なるでしょう。青春のきらめきとほろ苦さが詰まったこの物語を、ぜひ最後の一ページまで見届けてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-05 19:00:00
36553文字
会話率:45%
悩める小学五年生、ハバト ケントは沖縄行きの飛行機でハイジャックに遭う。
もはや絶体絶命かと思われたその時、隣の席に座っていた変Tの
『おねえさん』
なる人物が……。
その日を境に、ケントの生活は大きく変わる。
な
んと近くの商店街に住んでいた『おねえさん』。
美人で強くて優しいが、破天荒でちょっとノリがおかしい『おねえさん』。
常識も物理法則も
「『おねえさん』だぞ」
「『おねえさん』だからね」
と鼻で笑い、軽々蹴飛ばし飛び越えてしまう『おねえさん』。
平穏でシケた、どこかスレてる毎日のケントに襲いかかる、『おねえさん』とトラブルに巻き込まれる日々。ヤクザ強盗宇宙人悪魔、なんでもアリの日々。
そのなかで、
「オトナってなんだろう」
「正義ってなんだろう」
「父親とどう向き合ったらいいだろう」
そんな等身大の悩みと向き合ったり。
これは、寂しさと苦しみを背負った少年が、
時に『おねえさん』に振り回され、
時に『おねえさん』に苦しめられ、
時に『おねえさん』に守られ、
時に『おねえさん』に甘やかされ、
時に『おねえさん』に受け止められ……、
そうしてオトナになっていく物語、なのかもしれない。
「こんなん読むより、『FLCL』でも観てな」
※カクヨムでも連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-01 19:12:13
223365文字
会話率:51%