皇帝レオニスを父に、側妃フローリアを母に持つ皇国の第六皇子ルドヴィーク。しかし、母フローリアは小国の王女であったが故に子供を産んだ後に、皇帝から冷遇されることになりとある事件がきっかけで亡くなってしまう。ルドヴィークは未だ幼さの残る第四皇女
のロザリアと第八皇子のカイルと共に寂れた離宮で過ごしていた。
後ろ盾のない三人は、皇位継承の争いに巻き込まれないようにひっそりと暮らしていたのだ。
そう、あの出来事があるまでは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-17 14:30:39
10084文字
会話率:45%
原田正人は四十歳男性。
コロナ禍で大学時代からの男性の恋人「圭」と別れて、人生から色が消えた。
あとは余生と、ポジティブな厭世家として社史編纂室に勤務していたはずなのに。
車にはねられて気づいたら、奈良時代みたいな平安時代みたいな場所にい
る。しかも、第八皇子の泉北郡王の正夫人の趙小瑶(ちょう・しょうよう)になっているんだが、名前から察するにここはもしや古代中国か?
混乱しつつも、俺の夢の中の趙小瑶も、趙小瑶の夢の中の俺も、どっちも俺だなと、とにかく安寧に生きることに集中しようとした。
たぬき顔の趙小瑶に恋する第九皇子の周王は、かつての恋人の「圭」そっくりで、動揺しないわけではない。
だが、夫の泉北郡王にはどうしようもなくムラムラしてしまう。
俺は、周王や泉北郡王と仲良く皇帝の後継者争いに巻き込まれてしまったっぽいんだが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-12 00:00:00
78231文字
会話率:32%
家族を早くに亡くした清乃は叔母と従妹に虐げられる日々を送っていたが、高校一年のある日、異世界召喚に巻き込まれてしまった。
意地悪な従妹とその友人たちは聖女や勇者らしいが、清乃には何の力もない。けれど国を脅かす魔鬼を倒すまで日本に帰れない
という。
従妹たちが討伐に出かける間、清乃は同じく召喚に巻き込まれた女教師松本と城で待つ事になったが、やがて身を守るために松本から離れ城の下女として働く事になる。
そんな異世界に来ても不遇な清乃に手を差し伸べたのは、不良皇子と呼ばれ忌避される第八皇子の誠英だけだった。
交流を続けるうちに二人は互いに惹かれ合っていくが、誠英には何やら秘密があるようで……?
復讐を誓うはみ出し者の皇子と、陰謀に巻き込まれながらも異世界で愛を掴む女子高生のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-26 22:31:02
237328文字
会話率:40%
第八皇子のリーシェンは髪色が黒のことから「悪魔の子」と呼ばれ、その存在は宮殿内の秘匿とされている。
皇族に悪魔の子が混ざっていることを厭う兄姉に命を狙われたり、無害を演じるために魔術を扱えることを黙っていたりと、何かと不利に見える皇宮生活を
送っているが、本人は全く気にしていない。
リーシェンにはとある目的があり、虎視眈々とそのタイミングを見計らっているのだ。
大好きな兄である第七皇子のアゼルを皇帝にするべく、リーシェンは今日も暗躍する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-31 15:07:56
5483文字
会話率:37%
前世の記憶がよみがえり、同人漫画の世界で自分が悪役だったことを理解した公爵令嬢が人生に絶望するも、同じく漫画の中で悪役だった異国の皇子と出会い、救われる話……のはず。
最終更新:2021-01-30 14:55:13
9571文字
会話率:30%