神に嫌われる代わりに、他者を幸せに。。
嫌われたのは果たして。。。
最終更新:2024-06-02 22:28:24
819文字
会話率:12%
この世界では、18の歳になると、創造神・ミーネより皆に魔力が授けられる。
捨て子だったハイネは教会に拾われたこともあり、どれだけ辛いことがあっても、ミーネを信奉し日々拝んできたが………
魔力付与式当日。
なぜかハイネにだけ、魔力が与え
られることはなかった。日々の努力や信仰は全く報われなかったのだ。
ハイネは、大人たちの都合により、身体に『悪魔』を封印された忌み子でもあった。
そのため、
「能力を与えられなかったのは、呪われているからだ」
と決めつけられ、領主であるマルテ伯爵に街を追放されてしまう。
その夜、山で魔物に襲われ死にかけるハイネ。
そのとき、『悪魔』を封印していた首輪が切れ、身体に眠る力が目覚めた。
実は、封印されていたのは悪魔ではなく、別世界を司る女神だったのだ。
今は、ハイネと完全に同化していると言う。
ハイネはその女神の力を使い、この世には本来存在しない魔法・『超越』魔法で窮地を切り抜ける。
さらに、この『超越』魔法の規格外っぷりは恐ろしく……
戦闘で並外れた魔法を発動できるのはもちろん、生産面でも、この世の常識を飛び越えたアイテムを量産できるのだ。
この力を使い、まずは小さな村を悪徳代官たちから救うハイネ。
本人は気づくよしもない。
それが、元底辺聖職者の一大両者は成り上がる第一歩だとは。
◇
一方、そんなハイネを追放した街では……。
領主であるマルテ伯爵が、窮地に追い込まれていた。
彼は、ハイネを『呪われた底辺聖職者』と厄介者扱いしていたが、実はそのハイネの作る護符により街は魔物の侵略を免れていたのだ。
また、マルテ伯爵の娘は、ハイネに密かな思いを寄せており……
父に愛想を尽かし、家を出奔し、ハイネを探す旅に出てしまう。
そうして、民や娘からの信頼を失い続けた伯爵は、人生崩壊の一途を辿るのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-14 21:01:12
67605文字
会話率:29%
アラサーを迎える直前で、働き過ぎた事が原因の過労により、若き人生に幕を下ろした『小野寺 花奏』は妖怪と人間が共存している異世界に転生した。
彼女は高熱により生死を彷徨った事がキッカケで、自分の前世の記憶を取り戻す。見た目は
子供・中身はアラサーの彼女に待ち受けるのは……鬼神の花嫁!?
それは、百年に一度行われる生贄の儀式。身に纏っているのは白無垢、顔には似合わない化粧。八歳(中身アラサー)の少女は紅い月の昇る夜、用意された籠に乗り、嫁ぎに向かう。揺れ動く籠の中で、彼女はこの結婚を壊すための作戦を考えた。
––––絶対に鬼神に嫌われてやるッ!
嫌われる様な振る舞いをすれば、婚約の話もなかった事になり、家族のもとに帰れるかもしれない。花嫁なんて真っ平御免、平和な人生を歩むのだ!
そもそもの話、自分は中身が大人とはいえ外見は、まだ幼い子供。妻にするなんて先ず有り得ないだろう、なんて気楽に考えていた。
けれど予想外の展開が起こり、どうやら鬼神に嫌われるどころ好かれていってしまい、溺愛されてしまう事に……って、なんでそんな展開に!?私は求めてないんだからッ!平和に暮らせたらそれで良いのよ!!
プライドが高い鬼神様×一般女児(元・アラサー)の結婚生活を描いた小説。
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恋愛要素は勿論ですが、ギャグやシリアスを含めた話を書けたらいいと思っています!
更新ペースは1〜2週間に一話、多くて二話を目標にしていきたいと考えています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-02 20:24:21
17762文字
会話率:42%