精霊が当たり前に存在する世界ユグリエル。
この世界では精霊と契約を結ぶことで精霊の力を借りて悪魔や邪霊と戦う精霊師と呼ばれる職業が存在していた。
精霊師育成学校ユートレア学院に所属する2年生ローク・アレアスも精霊師の一人として将来を
期待されているが、彼には少しばかり不思議な点があった。
精霊師になる上で欠かせないもの、それは契約の儀によって繋がる己の相棒たる契約精霊の存在だ。多くの精霊師たちが契約精霊と絆を深め、己の技量を磨いていく中で何故か彼だけは一向に自らの契約精霊を呼び出さないのだ。
けれども契約精霊を呼ばず、その確かな実力で多くの精霊師たちを倒していくロークの姿に気付けば学院内で様々な憶測が飛び交うようになっていた。
曰く、契約精霊が強大過ぎて呼び出すと周りに被害が及ぶから呼び出せない。
曰く、今彼は自分が本気で戦える相手を探しており、契約精霊を呼び出す機を窺っているのだと。
曰く、契約精霊を呼び出せれば学院最強の姫様にすら勝てるのでは無いかと。
そして気付けば隠れた実力者なんて呼ばれるようになったロークだったが、本人は決してそんなことは無いと否定する。
果たして真相は如何に?
この作品はハーメルンにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-21 21:08:03
313109文字
会話率:53%
性犯罪を扱うことに長けた藤堂海来(とうどうみくる)探偵社
海来が社長で部下の三島と二人しかいない家賃の支払いにも困るほどの貧乏ぶり
ある日かつて経験したこともない凶悪性犯罪事件が持ち込まれる
首謀者は現役警察官
着手すら不可能と思われた難事
件を、海来が大嫌いな超凄腕ナンパ師と協力しながら悪戦苦闘するミステリー。
事件の真相は如何に?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-30 01:37:08
153731文字
会話率:62%
ある森に魔女と6匹の弟子がいた。
ある時、王国の大臣が魔女の家を訪れる。なんでも、先代の王を暗殺された事で塞ぎ込み、大人の話に耳を貸さない少年王に困り果てているらしい。
魔女は、魔法にも学問にも精通する6匹の弟子を人間の少年少女の姿に変えて
王国へと送り出した。
弟子たちはそれぞれ宰相に登りつめようと頑張るのだが・・・。
(物語の真相を色々妄想しながら読んで頂けると嬉しいです。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-07 09:00:00
7002文字
会話率:25%