星が運命を司ると信じられる世界。中華風の大国「天鏡国(てんきょうこく)」では、次代の皇太子たちがそれぞれの役割を担う歴史の分け目であった。
そんな中、占星術に長けた一人の少女・蘭彩(らんさい)は、ある理由から妃候補として試験に参加すること
になる。
行政を司る烈陽(れつよう)、司法に精通する厳晨(げんしん)、そして教養を極める煌夜(こうや)。個性も目的も異なる三人の皇太子と共に、蘭彩は星々が描く運命の舞台に立たされる。
しかし、後宮には策略が渦巻き、妃選びは単なる星の導きでは終わらない。妃候補たちが次々と運命に翻弄されていく中、蘭彩は己の力と知恵で道を切り開こうと決意する。
「星が描く未来なんて信じない。私の運命は私が選ぶ!」
陰謀と愛が絡み合う、占星と運命の物語が今、始まる――。
占いオタクとして培った占いと中医の知識は彼女の運命を果たしてどんなものにしていくのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-05 19:42:32
7553文字
会話率:51%
【あらすじ】
OLの大舟乃愛(おおふね のあ)は、会社帰りに寄ったハープ教室の帰り道、交通事故に遭う。
目覚めるとそこは異世界。
そして乃愛は、生き返った奇跡の「聖女ノア」としてオルビオン聖領国で暮らすことに。
そこでは毎日がチヤホヤ、憧
れていた貴族のような生活。
おまけに前世で磨いたハープの演奏は「神の音色」とも言われ、演奏会場に引っぱりダコ。
思わず「異世界最高!」と叫んでしまうほど、乃愛はあっさり異世界での生活に溶けこみ、エンジョイしていた。
そんなある日、オルビオン聖領の北の大国・ブランデン王国と、南の大国・モーム王国の使者がこっそり神官の館に来ていることを知り、ノアは首を傾げる。
そして数日後、テオ大神官から衝撃の解雇通告を言い渡される。
「オルビオン聖領国のことを、民を思う気持ちがあるのなら、聖女をやめて即刻この国から立ち去るのじゃ」
せっかくエンジョイしまくっていた異世界ライフを取り上げられ、ノアはショックすぎて……しかし黙って立ち去りはしなかった。
「諸悪の根源は、その呪いだわ!!」
ブランデン王国とモーム王国に共通する呪いをなんとかして、異世界ハッピーライフを取り戻してやる!!
そう心に誓って調査に乗り出したノアだが、なんと呪いの渦中にいる両国の皇太子と偶然にも知り合ってしまう。
「おまえは俺の妃になるんだ」「君は、僕の妃になるしかないよ」。
二人はノアを利用するべく、ノアの調査を妨害しようとするが……?
聖女と王子たちの本音とタテマエがせめぎ合ううちに、事態は意外な展開へ。
転生した元OL聖女が、ハッピーライフを取り戻すため、異世界を駆けまわる。
――ノアは皇太子たちの魔手(?)から逃れられるのか?!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-21 12:00:00
112721文字
会話率:47%
道術を使う娘、冥(めい)は、ある目的をもって、皇太子の相手をする萌宮(ほうぐう)に上がる。
目的のためには、あらかじめ敷かれている道術のルートを、たどらなければならない。
第三皇太子に冥華(めいふぁ)と名をもらった冥は、身分を隠して街を
行く中で、三人の皇太子と出会い、お互い信頼を育んで行く。
そして明らかになる、目的と過去。
これは、残酷な掟と、それを覆さんとする女たち、そして皇太子たちの物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-10 06:02:49
81146文字
会話率:50%
恋愛小説でありがちな役職、侯爵令嬢である「アリア」は、皇太子を妹に寝取られ、濡れ衣を着せられ婚約破棄をされ、さらに島流しの身となる・・・
しかし、令嬢でありながら戦いを好み武を重んじる粗暴で戦闘狂のアリアは、この程度ではひるまない。
その脅
威の戦闘能力で、島の先住民を悩ます害敵を排除し、リスペクトされ、数年後・・・
島の女王として再び皇太子たちの前に現れる・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-06 00:00:00
57152文字
会話率:37%
俺様はラインベルク伯爵の第13代当主だ。
まあ、なんつうか――庭の自宅警備をしていたら、たまたま異世界に通じる入り口をみつけちまった。
そういえば、呼び出した連中の国名は聞いたけど、ここは一体どこなんだ?
いや、聞かない方がいいな。
全
く碌なことが起こりやしない。
どいつもこいつも、俺の貴重な引きこもりの時間を何だと思ってやがる!
俺様は、誰かに顎でこき使われるのが大っ嫌いなんだ!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-25 15:00:00
39171文字
会話率:21%