★『わたし』は【名前】と【年齢】を失った。
家族旅行に行くために乗った飛行機が消え、数日後に公園で発見された時には、『わたし』以外の乗客がすべて機内で不審死しているのが見つかった。
『わたし』の遺体はなかった。
それも当然だろう。
『わたし』は異世界に攫われていたのだから。
目が覚めたのは閉館後の博物館のような薄暗い気味の悪い場所。
「泣いたら殺すわよ」
それが『わたし』がこの世界で最初に聞いた悪意だった。
『わたし』をこの異世界へ連れてきた魔女により、二つ目の人生が始まった。
誓ったのはただ一つ、復讐だけ。
強くなったら絶対にこの魔女を殺してやる。
『わたし』から、家族を奪った報いだ。
でも、魔女は『わたし』に愛情を注いだ。
守り、慈しみ、愛した。
罪悪感と疑問に苛まれる日々の中、ある事件が起こった。
何者かが、『わたし』の本当の名前を知っていたのだ。
そして近づいて来た。
『わたし』を殺すために。
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※平日更新。
※カクヨム、ノベルアッププラスさんでも掲載予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-05 21:00:00
330476文字
会話率:44%
娘と一緒に勇者召喚に巻き込まれた中年サラリーマン。
しかも、転移トラブルで人外化のおまけ付き。
それは良いけど、早く帰らないとペットの命が危ない!
奥さん激怒も超怖い!
娘の教育の為にも異世界に骨を埋める気は毛頭ない。
即座に帰
還の為に動き出す。
その頭にあるのは、
勇者=召喚国<自分のペット
そんな自己中魔王が行く子連れ異世界行脚旅。
※地文の人物名を『恭介』『咲』で統一しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-07 12:01:58
67087文字
会話率:46%