「俺は君に楼主を継いで欲しいんだ」
__ 気づけば異界の男遊郭の楼主になっていました。
「お前はいらない子だから『余り』って名付けたんだよ!」
両親が離婚し、そのどちらからも疎まれていた少女、あまり。唯一自分を受け入れてくれた祖母が亡くな
り、その葬式で父に「お前はいらない子だから『余り』と名付けた。」と告げられ突き放される。
絶望の中、一人たたずむあまりの元に、祖母の古い友人だという面布を被った謎の男が現れる。彼に誘われるままあまりは人ではないモノが住まう異界へと足を踏み入れてしまう。
そこは男が男娼として接待を行う男遊郭だった。そして、祖母が花街一の大見世の楼主だったことを知る。あまりは「祖母の後を継いで男遊郭の見世の楼主になって欲しい」と頼まれるのであった。
妖艶だが陰のある見世の看板花魁、兄のように面倒を見てくれる二番手、そしてほの暗いものを抱えているらしい面布の男。
これは、疎まれていた少女が遊郭での交流を通して自分を見つめなおしてゆく話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-16 14:27:43
39625文字
会話率:60%
時は明治時代。江戸からあり続ける吉原の男遊郭を舞台に男花魁、真昼と華族の青年、冬也の物語が紡がれるー。
最終更新:2019-03-06 23:10:44
943文字
会話率:40%
自身が乙女ゲームのサポートキャラ「夕顔」だと気付いてから、設定とは違う己を受け入れた。記憶とは多少異なる世界こそが現実なのだと気付いた夕顔は、自身の大切なものを守るために動く。
ゲームの中の主人公と対峙することになっても。自分が悪役に転じる
ことになったとしても。彼らが望まないイベントは潰してやると決意した。
*連載ではなくシリーズになりそうな短編です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-10 21:00:00
6544文字
会話率:34%
自分が乙女ゲームのサポート姐御キャラだと気付いた男遊郭「天色亭」の楼主・夕顔。
誰もが羨むカッコいい女にはなれたけれど、正直に喜ぶことが出来ない。自分の立場、主人公への嫉妬、自分だけが知っているゲームの設定とこれからの展開。その全てが心を蝕
んでいく。そんな悩める夕顔は、自身の幸せを見付けることが出来るのか…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-01 10:22:15
6522文字
会話率:28%