【ファンタジー系ヒューマンドラマ短編】
ある日、王立科学院のもとに『魔女の滅びの予言』といったものが持ち込まれた。
王立科学院が滅びの予言を精査したところ、予言された場所がソウェア山付近のことであり、文献によるとソウェア山は数十年おき
に定期的に噴火する火山だったが、なんと前回の噴火から100年近く経つのにまだ噴火していない、ということが分かった。
王立科学院は、『魔女の滅びの予言』自体はどうでもよかったが、「噴火すると予想されるのに噴火していない」という事実はたいへん重く受け止めた。
それで、男爵家の気ままな三男坊スタン・ゲントナーが呼ばれたのである。
「スタン、ソウェア山を見てきてくれ」
「見てくるって……何をですか?」
ざっくりした命令にスタンは口を尖らせた。
ファンタジー系ヒューマンドラマ短編です。
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火山の科学的側面についての記載などふわふわしているところがあるかと思いますが、お手柔らかにお願いいたします(大汗)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-22 04:10:00
7998文字
会話率:36%
魔法は選ばれた貴族の象徴、と呼ばれている世界に一人の女性が現れた。
名前はエリザ・バリストン。彼女は万人に使える科学技術を提唱し、認められていく。
低級階級にも行き渡る科学技術は次第に貴族たちと敵対する存在となっていった。
そんな時代から
百年。
道路に飛び出した子供を助けようとして身代わりになった不良女子高生はそんな世界の、王立科学院の筆頭魔導師である公爵の長女として生まれ変わる。
幼い頃から朧げに覚えている前世。そのためか、口調が悪い。お行儀も悪い。おまけに魔法素質も微妙。
鬼のメイド頭に怒られ、仏の執事長に慰められ、親バカな両親に甘えさせられ生きていく!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-11 15:06:06
900文字
会話率:0%