“神隠し森”で猿の群れに襲われた冒険者キルファとラルク。彼らは森の抱えるいくつかの謎に対面することになる。
(この作品は『非モテ魔道士は伝説乙女と共に冒険する夢を見る』の続編となります。)
最終更新:2024-09-14 03:52:18
96559文字
会話率:49%
高校一年生の竜司は学校でいじめに遭い、登校を拒み、家に引きこもるようになる。
ある日、私立大で空手監督をつとめる叔父が現れ、彼をひっぱって公園へと向かう。川ほとりのベンチにすわり、彼にあらたな道を指し示し、武術の修練をするようすすめる。
やがて、竜司は森の中の別荘に住みつきで武術の修練に励む日々をおくる。
ある日、森の中を散策する途中、猿の群れに出くわす。獰猛な猿のボスの激しい攻撃に、退散を余儀なくされる。ふたたび森の中に入り、猿の縄張りに踏み込む。格闘の末、ボスを打ちのめす。勝利の気分に浸りながら帰途についたころ、おもわず熊と遭遇するはめになる。熊に追われながら必死に逃げ隠れるところ、崖へと転がり落ちる。
熊のアキレス腱を研究し、さらにスンチャク技を身につける。熊に追われた森のあの場所に引き戻り、熊に闘いをいどむ。ついに熊を撃退し、意気揚々と帰途につく。
花火の会場から戻る途中、少女を拉致しようとする二人の男を打ちのめし、帰宅途中に国道でふたたび敵に襲われ、みごとに撃退する。
ある夜、おばさんと男が口論するところを目撃し、おばさんをひっぱろうとするやくざを投げ飛ばす。翌日の夕方戻ったら、おばさんの姿が見当たらず、拉致されたと察する。甲府市への急行電車に乗り込み、繁華街の目当てのクラブで、ホステスから手がかりを聞かされる。容疑者を突き止め、その後をつけていく。一戸建ての中に入り、おばさんを支えて出てきたところ、その手下らと出くわす。激しい格闘を繰り広げ、ついにスンチャクで二人をやっつける。学校に戻った彼は、自分を窮地に追い込んだ敵とでくわすが、ひとしきりの格闘の末、みごとに相手をぶちのめす。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-03 14:36:54
46661文字
会話率:31%
交野 直哉の恋人、咲希の父親が不慮の事故死をとげた。急きょ、彼女の故郷である鹿児島のトカラ列島のひとつ、『悉平島』に二人してかけつけることになった。
じつは悉平島での葬送儀礼は、特殊な自然葬がおこなわれているのだという。
その方法とは悉平島
から沖合三キロのところに浮かぶ無人島『猿噛み島』に遺体を運び、そこで野ざらしにし、驚くべきことに島に棲息するニホンザルの群れに食べさせるという野蛮なやり方なのだ。ちょうどチベットの鳥葬の猿版といったところだ。
島で咲希の父親の遺体を食べさせ、ことの成り行きを見守る交野。あまりの凄惨な現場に言葉を失う。
やがて猿噛み島にはニホンザル以外のモノが住んでいることに気がつく。
日をあらため再度、島に上陸し、猿葬を取り仕切る職人、平泉に真相を聞き出すため迫った。いったい島にどんな秘密を隠しているのかと――。
猿噛み島は恐るべきタブーを隠した場所だったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-26 07:00:00
49414文字
会話率:37%
初投稿。
神泉市の浅間神社の付近に猿が出たという情報がもたらされたのは二ヶ月あまり前の二月初めのことであった。それらは野性のニホンザルであって、深夜十数匹の群れをなして、買い物帰りの人を襲った。
最終更新:2014-09-06 13:23:32
10406文字
会話率:56%